1年間を振り返る冬組ストーリー【A3】エールで満開!ネタバレ感想

【A3】エールでMANKAI

出典 A3 / 公式ツイッターより

冬組旗揚げ公演『天使を憐れむ歌』

それから1年が経ち、新メンバーのガイが加わりました。

 

これまでの活躍を見逃した方は、冬組の劇団員たちの思い出を振り返りましょう。

イベントストーリー『咲かせよう!エールでMANKAI』のネタバレ感想です。

8~10話をまとめました。

 

▼1~3話のネタバレはこちら

1年間を振り返る春組ストーリー【A3】エールで満開!ネタバレ感想

 

▼4~5話のネタバレはこちら

1年間を振り返る夏組ストーリー【A3】エールで満開!ネタバレ感想

 

▼6~7話のネタバレはこちら

1年間を振り返る秋組ストーリー【A3】エールで満開!ネタバレ感想

 

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咲かせよう!エールでMANKAI☆ネタバレ感想

第8話

ポイント!

  • 紬と丞、それぞれの一年を振り返る。

 

 

【寮内】

……ねぇ丞。前から思ってたけど、左京さんって達筆だよね
そうか?
ほら
……ああ、確かにな。というか、左京さんの字なんて初めて見た
そう?
それより、メッセージブックに何を書くのか決めたのか?
うん。押し花を用意したから、これを貼ろうかと思って
お前はそういう手があっていいよな
丞はまだ決まってないの?
こういうのは苦手なんだ
……なんだか小学校の時の文集を思い出すね。丞だけなかなか提出できなくて、何回も委員会の子が取りに来てさ
しょうがないだろ。書くことが決まらないんだ
最終的に書いたのは一文だけーー『ありがとう』だったっけ
うるさい。人のことはいいから、さっさと書け
はいはい

 

……
もう結成一周年なんだな。この劇団に入った時のことが、昨日のことのようにも思えるのに……
もう一度演劇をやるためにこの劇団に入って、丞と気まずいまま再会して……
また、こんな風に一緒に舞台に立てる日が来るなんて、思わなかった
旗揚げ公演からGOD座のタイマンACTをすることになった時は驚いたっけ……
でも、そのおかげで覚悟が決まった気がする。迷わずにまた演劇だけに集中する覚悟が……

 

 

【回想】

監督さん
緊張とかしてませんか
そうですね……緊張はしてます
でも……ここに立っていたい。もう、今はそれしか考えられない

 

カントクにああ言った時、気持ちが定まった
もう迷わない。二度と手放さない。何があっても、俺は舞台に立ち続ける
『カントクのおかげで、俺は演劇に戻ってくることができました。ありがとうございます』
『俺は、舞台の上に立ち続けます』
……できた

 

もうできたのか?
はい、次、丞の番だよ
……考える時間がなかった
これからもまた一緒に舞台に立つことができる……丞と、冬組のみんなと……

 

……
紬のページの次だと、余計に殺風景なのが目立ちそうだ。どうしたものか
監督へのメッセージ、か。改めて考えると、難しいな
もちろん感謝はしてるし、監督自身の演劇に対する情熱は日々感じて刺激を受けてる
最初は他の劇団に断られたという消極的な理由だったが、この劇団に入ってよかったと思う
GOD座時代と比べると、かなり自由に意見を言わせてもらってるし、好きにやらせてもらってるしな
GOD座の時は典型的なトップダウン型で、役者が神木坂さんに意見を言うことなんて許されなかった
劇団から求められた王子役という役割をこなすしかなかった
そのおかげで女性ファンは増えたが、弊害も色々あったしな
元々は女性の扱いがうまくなかったこともあって、ストレスも溜まった
そう考えると監督は話しやすい。演劇のことでぶつかっても、変に臆したりしないからやりやすい
いつもまっすぐに向き合ってくれるしな

 

 

【回想】

二人でGOD座のオーディションを受けた時、紬の様子がおかしいってわかってたのに、何も言えなかった
俺だけが合格してたから、何を言っても自慢になりそうで、声をかけられなかった
そのまま紬は演劇をやめて、俺は話ができなかったことをすごく後悔した
でも、その後悔から目を背けて、ただ演劇をやめた紬を責めることしかできなかった……
監督さん
一度後悔したなら、二度と同じことをしちゃだめです
ーー
監督さん
その時の紬さんには声をかけられなくても、今の紬さんには声をかけられます
監督さん
もう後悔しないようにしてください

 

もし、あの時、監督に背中を押されなかったら、俺はまた紬との向き合い方を間違っていたかもしれない
冬組の関係がきぐしゃくしたまま、GOD座とのタイマンACTにも負けてたかもしれない
そう考えると監督のおかげ、なんだよな……
単純に稽古のことだけでなく、この劇団における監督の影響の大きさを改めて考えさせられる
……
『二年目も、よろしく頼む。高遠丞』
できた?
ああ
見せて
縦書きで一文……卒業文集よりは増えたね
笑うな
シンプルで丞らしい
さっさと次に回すぞ
ちょっと待って

 

誉さん、密くん、今、部屋にいますか?
うん。今起きた。アリスはいない
メッセージブックが書けたから、届けに行くね
わかった

 

密くんは部屋にいるって。行こう

 

鉄郎
……
あれ?鉄郎さんだ
珍しいな。次の公演までまだ時間があるのに
こんにちは
鉄郎
……
監督か支配人に用事ですか?
鉄郎
ーー
鉄郎
……
え?
鉄郎
……
あ、行っちゃった……
なんだったんだ……?
うーん、また聞き取れなかったね

 

ちょこっと感想!

BL色に染まる無二の幼なじみはどこ。

紬と丞が付き合う可能性、信じてもいいんだよね。

変幻自在のボーイズラブカンパニーを期待!

 

 

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第9話

ポイント!

  • 密と誉、それぞれの一年を振り返る。

 

 

【寮内】

それじゃあ、よろしくね
……
おい、大丈夫か?そのまま寝るなよ?
……何を書けばいいのかわからない
密くんのカントクに対する気持ちを、素直に書けばいいんだよ
……
お前と有栖川が書き終わったら東さんに渡せよ?くれぐれも当日に間に合うようにな
……わかった
……
真っ白なページ……
まるでオレの記憶みたいだ
でも、真っ白でも不思議とこわくない。カントクも冬組のみんなも、真っ白なオレでも受け入れてくれる

 

 

【回想】

……弱ったときは潜んで体力の回復を待つように教えられた
……っ
監督さん
もう寝た方がいいよ。きっと、みんながすぐに見つけてくれるはず
監督さん
ここには誰も密さんを傷つける人はいないから、潜まなくても大丈夫。安心して休んで
……うん

 

今のオレには、自分の人生について、劇団に入ってからの短い間の記憶しかない
オレにとっては、カントクが入れてくれたこの劇団のみんなとお芝居が、日常が……人生のすべて
カントクがもし、オレを劇団に引き入れてくれなかったら……
きっと今でも真っ白なままだ。みんなもいない。何もない空白……きっとそれはすごくこわい
だから、劇団に入れてもらってよかった……
……書けた。オレの気持ち
もしオレがいつかまた、突然今の記憶を失くしてしまったら……カントクのことも冬組のみんなのことも思い出せなくなったら
……
それでも、きっとこれを読んだら思い出せる。みんなと一緒なら、大丈夫……こわくない

 

ただいま帰ったよ
……すうすう
密くんは、また床で寝ているのかね。殺人現場と間違ってしまうよ
おや?これはメッセージブックではないか。もう書いたのかね?
まさか密くんがもう書きあげているとは……
……ふふ、なかなか心に響くいいメッセージだ。これはワタシも負けてられないな

 

監督くんに贈る言葉……
響き渡るカンタータ、跳ね踊るタンタータ……もろびとこぞりてタラランラン……
うむ、どんどん詩興がわいてくるぞ
……む、待てよ。詩ならこの間も贈ったね
せっかくの機会だし、たまには他のみんなのように手紙を書いてみようか
『拝啓 日に日に暖かくなり可憐な桃花もほころぶ今日この頃、ますます稽古にも力が入ることかと存じます』
監督くんと出会ってからの日々は、実に刺激的で多くのものを得られた毎日だった
ワタシにはない感性、言葉を有した監督くんや劇団員にひかれて冬組に入団したあの日……
まさか、ワタシの中にこれほど多くの変化が生まれることになろうとは、思ってもみなかったよ
詩人としては長い経験のあるワタシも演劇は初めてだ。一抹の不安もあった
何より演劇は他人と共に行うものだ。一人ではできない
もしあの時と同じように、誰か気つけてしまったら……そんな予感は見事に的中した

 

 

【回想】

ワタシには他人への共感力が徹底的に欠如してるのだろう。だから嫌われる
誰もワタシと心から繋がろうとは思わないだろう
監督さん
ーーそんなことないです
監督さん
紬さんも言ってたじゃないですか。心の距離をなくすために、コミュニケーションをとろうって
監督さん
冬組のみんなも、きっと誉さんと理解しあいたいと思ってます。でも、そのためにはまず、誉さんがみんなに歩みよらないと……
しかし、ワタシはみんなの思考が理解できない。また傷つけるかもしれない……
監督さん
ちゃんと説明すればわかってくれますよ。とにかく、みんなと話してみてください

 

不器用な言葉でみんなを傷つけたワタシを、監督くんはそう言って激励してくれた
あの言葉があったからこそ、ワタシはみんなと向き合い、より深い結びつきを感じることができたのだ
第二回公演の時も、みんなのおかげで祖母の気持ちに触れることができた
旗揚げ公演の監督くんの後押しがなければ、きっと冬組のみんなとワタシは『運命共同体』にはなれなかっただろう
今ごろ、ばらばらになっていたかもしれない
すべてが噛み合ったからこそ、劇団は続き、みんなと共に過ごす今この瞬間があるのだ
その崇高な奇跡を思うと、胸が震えずにはいられない……
……む?いつの間にか、文章が詩になっていたな
たまには趣向を変えようと思ったのだが……まあいい
実に傑作ばかりだ。監督くんも涙するに違いない
さて、次は東さんだね

 

ちょこっと感想!

眠りにつく数秒前、アノ詩興を聞きたい。

ポ・エ・ム万歳!

やっぱ本音は、そりゃ意味不明な詩興だけど、誉センセーは特別なんだ。

 

 

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第10話

ポイント!

  • 東と咲也、それぞれの一年を振り返る。

 

 

 

【寮内】

メッセージ、か……みんな色々書いてるんだな
ふふ……たしかに、これはカントクが喜びそうだ。ナイスアイデアだね
椋は転校するクラスメイトに贈ったって言ってたっけ。ボクにはあんまりそういう記憶はないな……
文集や寄せ書きはあったかもしれないけど、義務的に当たり障りのないことを書いて終わりだった気がする
学生時代はあんまり心を許せる友達っていうのもいなかったし、思い出っていう思い出があんまりない
家庭環境が違いすぎて、価値観を共有することができなかった。義務的には仲良くしていたけど、いつも少し浮いてたと思う
本当はみんなと同じように子供らしく無邪気に騒いだりしたかったのに
楽しそうなみんなを遠巻きに眺めてる方が多かった
それが、まさかこの年になった今、こうして真剣にメッセージブックを書くことになるなんてね
ふふ、なんだかおかしいな
この劇団に入ってから、新鮮なことばかりだ
『慣れてないから、あまりうまく書けないかもしれないけど……』
正直なところ、まさか、カントクや劇団のみんなとこんなに長い付き合いになるとは思わなかった
仕事の付き合いのあるお客さんもつかず離れずだし、こんなに密な付き合いを自分自身続けているとは思ってなかった
お芝居だって、劇団に興味があっただけで、そこまで熱心にやるつもりもなかったはずなのにね
カントクとみんなの熱意にあてられて、主演まで務めるようになるなんて、本当に不思議だな
明け方まで話して、そのまま雑魚寝したり、みんなで海に行ったり、今までやったことないことばかり……
昔遠巻きに眺めて羨ましがってた、仲間との親密な時間……青春そのものだ
今さら、だけど……全然遅くなかったんだ
昔の自分が今の自分を見たら、うらやましがってるだろうな
この劇団に入っていなければ、みんなとここまで密な関係が築けなければ、きっと過去に向き合う気にもなれなかった

 

 

【回想】

……その、もう一つの鍵は?
実家の鍵だよ。家族が亡くなって家を出てから、一度も帰ってない
独りぼっちを思い知らされるようで怖くてさ
……
……いつか、ここに行く勇気が持てたら、一緒に行ってくれる?なんてーー

 

ずっと怖くて目を背けていたものに、ようやく……
これも冬組のみんなとカントクのおかげかな
『追伸 いつでもボクの部屋においでね』
『東より』、と……

 

 

【庭】

咲也
……
ここにいたんだ
咲也
東さん?
このメッセージブック、ボクが最後だったみたい。はい、よろしくね
咲也
?オレはもう書きましたよ?あ、椋くんと一成さんに届けてきましょうか
これは、今回のサプライズの発案者が渡した方がいいと思うな
咲也
発案者って、オレですか……?
そう。責任もってね
咲也
は、はい!
やっぱり、みんな個性が出るよね。それじゃ、おやすみ
咲也
春組の分しか見てないけど、みんな、何書いたんだろう……
咲也
……
咲也
わあ、幸くんカラフルだな~。三角さんのページはサンカクだらけ。誉さんはやっぱり詩だし……
咲也
あはは、たしかに個性が出てる
咲也
この中じゃ、オレの手紙なんて埋もれちゃうかな

 

カントクヘ

 

あんまり長い手紙を書いたことがないので、この間のプレゼントには短いメッセージしか書かなかったんですが、せっかくの機会なので挑戦してみようと思います。

 

新生MANKAIカンパニーを結成して1周年。

たった一人でMANKAI劇場の舞台に立った日から、一年が経つんですね。

 

あの時はただ舞台に立つことが楽しくて、無我夢中で……。

何もわからなかったオレを見捨てないでくれて、ありがとうございました。

 

左京さんに突然劇場を閉鎖するって言われて、どうしたらいいのかわからない中、カントクさんが総監督を引き受けてくれなかったら、オレはこんな風に今、幸せな気持ちでみんなと舞台に立つことはできなかったと思います。

 

本当に、本当にありがとうございます。

 

ずっと夢だった舞台に立てて、大好きな仲間たちと一緒に過ごせて毎日すごく幸せで、こんなこと、昔の自分に言ってもきっと信じないと思います。

それくらい、今の生活はオレにとって夢みたいです。

 

これからもみんなと演劇を続けていけるように、オレ、もっともっとがんばって、役者として成長します。

だから、カントク、これからもオレたちをよろしくお願いします!

 

咲也より

 

出典 A3 / 咲也の手紙より

 

咲也
昔のオレにとっては、一人ぼっちが当たり前だった。さびしいなんて思うことも忘れてしまうくらい……
咲也
でも、もう一人じゃない……笑顔で帰ってこられる場所がある。大好きなみんなといられる居場所が、ここにある
咲也
ねえ、カントク……すごいですよね。カントクが、ここにみんなを集めたんですよ
咲也
一人ぼっちの初舞台。頭が真っ白になりながらやり切ったあの舞台を、カントクが見てくれたこそ、今がある
咲也
誰もいなかった劇団に、今はみんながいる。本当に、奇跡みたいだ
咲也
……っ
咲也
ーーと、あぶない、あぶない。大事なメッセージブックを濡らしちゃまずいよね
咲也
明日、カントク喜んでくれるかな……
咲也
きっと喜んでくれますよね。みんなの感謝の気持ちがこもったメッセージ……早く渡したいな

 

ちょこっと感想!

フルボイスのストーリー、チビキャラが可愛い観劇。

こちらこそ、感動をありがとう。

高鳴る心臓をぐっとこらえて、今日も頑張ります。

 

 

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冬組の推しメンは『雪白東』

アダルティな容姿の東さん。

やや刺激強めの「添い寝屋バイト」をしています。

 

直感で動けたら、『東京 添い寝 バイト』で検索してるからね。

これ以上、オトナの扉を開かせないで。

 

東さんと「ソフレ(添い寝 +フレンド)」になりたい。

この気持ちをどうしたらいいの。

 

もし、東京で添い寝バイトで生計を立てたら、私も東さんみたいになれるかな。

(1・2・3)親の殺気が怖い。

アダルティなバイトは遠慮しますね。

 

▼続きのネタバレはこちら

【A3】過去の全公演をダイジェスト!「エールで満開」ネタバレ感想

 

▼A3特集はこちら

A3特集

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