ガイの名前は「柑子木涯」【A3】イベント『剣に死す』ネタバレ感想

剣に死す

出典 A3 / 公式ツイッターより

朗報です!

ガイの正式な名前が判明しました。

 

本名「柑子木 涯」

冬組第五回公演のフライヤー画像に、その証拠があります。

 

ガイが準主演を務める『剣に死す』

イベントストーリーのネタバレ感想です。

5~10話をまとめました。

 

▼1~4話のネタバレはこちら

高遠丞の兄「冬雪」参上!【A3】イベント『剣に死す』ネタバレ感想

 

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『剣に死す』ネタバレ感想

第5話

ポイント!

  • 紬&丞の母校である小学校の学芸会に、冬組一同でゲスト出演することに。

 

 

【寮内】

ガイ
……
ガイ
少し自主練でもしておくか……

 

 

【稽古場】

おりんさん、一緒に来てくれるかい
藤次郎様……
家は捨てる。夫婦になってくれ
ガイ
ーー
はっーー
たあっ!
ーーあれ、ガイ
ガイ
全員自主練か……
そういうガイさんも、どうやらその口のようだね
真面目だね
……丞の演劇バカがうつってる
ガイ
それはお互い様だろう
稽古がないからと怠けていると後が大変だからね
そうそう、何せあの丞が座長なんだから
……絶対うるさい
ふふ、想像がつくね
ガイ
……
そんなにきょとんとした顔をして、どうかしたのかね?
ガイ
いや、この状況で、意外と余裕があるのだなと思ってな
心配かね?
ガイ
……俺にも一因があるからな
……丞は何か迷ってるみたいだね
ガイ
迷ってる?
……ガイのせいじゃない
ガイ
何故わかる?
……芝居を見れば、わかる
今までそれなりの時間を一緒に過ごしてきたからね。ポンコツのワタシにも少しはわかるよ
芝居は掛け合いだから、相手の心の揺れがわかりやすいのかもしれないね
ガイ
心の揺れ、か……
ガイも悩んでるんじゃない?
ガイ
……
丞くんよりも付き合いは短いとはいえ、共にザフラ王国の舞台に立ち、濃密な時間を過ごしたのだ
なんとなくわかるものだよ
ガイ
……あれから、もう数か月か
ガイ
オペラ座公演のときは、役をこなすだけで精一杯だった。周りなんて全然見えていなかった
ガイ
だが、今は高遠や皆に比べて自分の演技の拙さがよくわかる
ガイ
準主演として主演の高遠をフォローするどころか、足を引っ張ることしかできていない。力不足だ
ふむ……
本当に真面目だね
真面目すぎる
ガイは思ったよりネガティブなんだね
たしかに主演と準主演の力量や関係はとても大事だけど、そこまで気負う必要はないんだよ
そうとも。二人だけで舞台に立っているわけではないのだからね
……準主演は他の役よりちょっとセリフが多くて面倒なだけ
キミはミステリ公演の時、そんな風に思っていたのかね
ガイ
ーー
ふふ、まあ密はゆるすぎるけど、マジメなガイはそのくらいでちょうどいいんじゃない
丞くんのことなら心配いらないよ。必要になれば、丞くんの方から言ってくるだろう
彼は芝居のこととなれば、まったく遠慮がないからね
……紬もいる
そうだよ。ガイが一人で思い詰める必要はないんだ
ガイ
……そうか
では、せっかく小次郎も揃ったことだし、四人で稽古をーー
亀吉
オイ、冬組集合シロー
亀吉?
亀吉
冬組、集合ダ。カントクが呼んでるゼ
何かあったのかな?
ガイ
行ってみよう

 

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【寮内】

監督さん
あ、亀吉。みんなを呼んできれくれたんだ。ありがとう
亀吉
礼はヒマワリの種でいいゼ
監督さん
後でエサ箱に入れとくね
これで冬組全員集まりましたね
……
どうかしたのかね
実は、丞と俺が小学生のときに初めて立った小学校の体育会の舞台が取り壊されることになってーー
え……
最後にもう一度だけ、あそこで芝居をやらせてもらえるように、冬雪くんが小学校に掛け合ってくれたんだ
兄貴が?
うん。ちょうど最後の学芸会の予定を立ててる時期だったらしく、OBってこともあって、プログラムに入れてくれた
まあ、本来の公演の前座的なおまけ程度の時間だと思うけど
……そうか
へえ、それはよかったね
思い出の舞台に再び二人で立つとは、なんともドラマチックだね
ガイ
二人芝居でもやるのか?
当然、冬組全員で出るんだろう?
……全員?
そのつもりです
でも、何をやるのかね?
初めて立った思い出の舞台なら、二人が小学生の時にやった演目がいいんじゃない?
演目は今度の冬組第五回公演をテーマにした、短いエチュードをやります
ガイ
しかし、稽古が……
今回の座長は丞ですが、冬組リーダーとして、いつまでも稽古を止めておくわけにはいきません
カントクとも話し合って、小学校の学芸会までに、ある程度仕上げるように稽古を再開することにしました
いいよね、丞?
……ああ。構わない
いいの、丞?
元々稽古の中止は俺のわがままなんで。それに、紬の言うことももっともです
意外とあっさり納得したね
丞は結構引きずるタイプだから、押し切るところはすっぱり押し切った方がいいんです
なるほど……
ガイ
月岡は意外と押しが強いんだな
監督さん
私もちょっと強引じゃないか心配だったんですけど、大丈夫みたいでよかったです
さすがリーダーといったところかな
監督さん
それじゃあ、ひとまず小学校の学芸会までを目途に、稽古を進めていきましょう!

 

ちょこっと感想!

※#←●♭→☆?!

紬&丞の小学校でもっとしよ!

大胆な妄想が止まりませんね。

 

 

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第6話

ポイント!

  • 「芝居を上達させたい」と、自主練に励むガイ。

 

 

「高遠、そこジャマ」

「すみません」

 

GOD座に入団して数か月ーー。

大きな稽古場の壁に沿うようにたくさんの劇団員たちが並び立ち、稽古が進んでいく。

 

無駄口は厳禁だ。

課題は喜劇のはずなのに稽古場には終始緊張感が漂い、ピリピリした空気が流れている。

 

ここにいる誰もが役を得ることに必死で、周りはすべて蹴落とすべきライバルだ。

そこに慣れ合いや仲間意識など一切存在しない。

 

無意識にぽっかり空いた隣の空間を見やる。

共にオーディションを受けて、ここにいるはずだった紬の姿はない。

苦い後悔や苛立ち、虚しさが込み上げてきて、思わず拳を握りしめる。

 

「次、高遠」

「ーーはい!」

俺は無理やり顔を上げると、前へ進み出た。

 

レニさんから劇場に呼び出されたのは、入団から一年経ったか経たないかの頃だった。

客席を背に立つレニさんに言われるがまま、一人舞台の上を歩き始めると、不意に止められた。

 

「これからはそこがお前の居場所なんだ」

「え?」

 

立っていたのは、舞台のちょうどセンターだった。

ここに立てるのはGOD座の主演を務めるトップだけだ。

 

まさか、俺がーー?

嬉しさよりも、驚きの方が大きかった。

 

「丞の芝居は堂々として華がある。GOD座のセンターにふさわしい」

「……ありがとうございます」

 

満員御礼の千秋楽。

 

客席から浴びせられる万雷の拍手と称賛の声を、中央で一身に受け止める。

並みいるライバルを蹴落として、つかみ取った頂点の座。

トップの責任、自負、それらが自分をどこまでも高めていく。

 

大きな舞台の真ん中から見える景色は最高だ。

それでも、ふと周りに目をやれば、景色は一変する。

 

俺をトップから引きずり落とし、なり代わろうとするライバルたちの視線。

 

たった一人で舞台に立っているような孤独感。

その重圧に負けないようにひたすらに努力する日々の中で、虚しさを覚える。

出典 A3 / GOD座時代の丞

 

【居酒屋】

篠崎
ーーてことも、あったよな
ーー
篠崎
高遠?
あ、すみませんーーなんて言ったんですか?
篠崎
高遠は初めての主演も全然緊張してなくて、堂々としてて、ほんと生意気だったって言ったんだよ
緊張してましたよ
篠崎
どこがだ。みんな言ってたぜ。今までのトップで一番ふてぶてしいってさ
隠してただけです
……気づいていたのは、あのアンケートの主だけだな
篠崎
……で、まだ気持ちは固まらないのか?
……
篠崎
恩を返し終わってない、か
いえ……
監督には十分返してもらったと言われた。今の劇団にいる理由が恩返しのためだけなら、迷う必要はないはずだ
篠崎さんの劇団に入れば、きっともっと新しい挑戦ができる。新しい演劇に出会える
それでも……
すみません、もう少し考えさせてください
まだ結論が出せない
篠崎
いいさ。ゆっくり考えろ。こっちはいつまでも待ってるから
ありがとうございます
俺がMANKAIカンパニーにいる理由、か……

 

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【寮内】

ガイ
……
監督さん
あ、ガイさん、ちょうど良かった
ガイ
どうかしたのか?
監督さん
ちょっと倉庫から荷物を取りたいので、手伝ってもらえますか?
ガイ
わかった

 

監督さん
あそこの上の棚なんですけど、手が届かなくてーー
ガイ
これでいいか?
監督さん
ありがとうございます
ガイ
こっちの棚も片づけておくか?
監督さん
あ、それはーーこの間の丞さんの荷物ですね。参考用にって提供してもらった台本です
ガイ
台本だけでもかなりの量だな
監督さん
そうですね。色々あって面白いですよ
ガイ
……これは?
監督さん
日本の童話をモチーフにしたお話ですね。結構有名な脚本で、色んな劇団が舞台化してますよ
ガイ
……

 

「ありがとうございました!」

「ありがとうございましたー!」

 

初めて観に行った父の舞台。

カーテンコールに現れた父は、舞台の端っこの方で何度も頭を下げていた。

 

空席が目立つ客席に響くまばらな拍手の中、手が痛くなるくらい拍手をしたのを覚えている。

 

演劇のことはよくわからなかったが、お世辞にも楽しいとは思えなかった。

でも、父が舞台の上に現れたときは胸が高鳴った。

 

父の役者生活は安泰なものではなかっただろう。

稽古より副業のバイトをしている時間の方が長かったくらいだと思う。

 

それでも毎日少しでも時間を見つけては「ストリートACTに行ってくるから、ガイは留守番な」と言い残して出かけていく父は、何より楽しそうでーー。

出典 A3 / 小さい頃のガイ

 

ガイ
……ちょっと出かけてくる
監督さん
え?
ガイ
稽古の時間までには戻る
監督さん
って、どこに行くんですか?
ガイ
武者修行だ
監督さん
……へ?
ガイ
……
監督さん
あ、ちょっと待ってくださいーー

 

 

【市街地】

ガイ
『切り捨てご免ーー』
ガイ
『は!』
監督さん
武者修行って、ストリートACTのことだったんだ
監督さん
突然出て行くから、何かと思った……
ガイ
『昨日の夜、主が何者かに襲われた。お前意外に考えられぬ』
監督さん
……
監督さん
ガイさん、入団当初から比べて、芝居がうまくなってる
監督さん
この前の稽古に比べても良くなってるし、自主練がんばってるんだな……
ガイ
……ありがとうございました
監督さん
お疲れさまです、ガイさん!
監督さん
もちろんまだまだ拙いところはあるけど、たった一人のストリートACTでお客さんも何人か残ってるし十分だ!
レニ
……やれやれ。どこからか騒音が流れてくると思えば……
ガイ
ーー

 

ちょこっと感想!

レニ、性格悪すぎだろー。

これ以上邪魔をすると、ファイヤーボーイするよ。

よいしょ、よいしょ、薪を用意しなきゃ。

 

 

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第7話

ポイント!

  • 学芸会の舞台に、冬組としてゲスト出演することに。

 

 

【市街地】

監督さん
何の用ですか。文句があるならーー
ガイ
構わない
監督さん
でもーー
ガイ
アドバイスをくれないだろうか
レニ
は?
監督さん
え?
ガイ
俺の芝居を、観ていてくれたのだろう
ガイ
先日言われたことはもっともだ。俺はもっと芝居がうまくなりたい
ガイ
高遠のためだけではなく、自分自身のために
レニ
……
レニ
簡単に言うが、芝居は一朝一夕でうまくなれるものではない。持って生まれた才能というものもある
ガイ
わかっている。でも、できる限りのことをしたい
レニ
……ふん
レニ
自分の芝居に自信がないなら、まずはそれを隠すことから覚えるんだな
レニ
自信のなさが現れた芝居ほどみっともないものはない
レニ
そんなものを見せられたら観客は不快としか思わん。大根でもプライドを持って思い切り演技をする方がまだましだ
レニ
下手なら下手なりにベストを尽くせ
ガイ
ーー
ガイ
……なるほど。その通りだな。自らを恥じた芝居など、見せられる観客も不快、か
レニ
そういうことだ
ガイ
アドバイス、感謝する
レニ
とはいえ、下手なことに変わりはないがね
ガイ
……
レニ
……なんだ?人の顔をじっと見て
ガイ
……幼い頃、アナタを舞台で観た気がする。役者としてか、客としてかはわからないが
監督さん
役者として……?
レニ
ーーそんな昔のことは覚えてないな。では、失礼する
ガイ
……
監督さん
レニさんって、昔は役者をしてたのかな……

 

 

【寮内】

……
……んん?
まだ五時か……丞はランニングかな
大方またあの舞台に立てるのが楽しみで、そわそわしてるんだろうな
ふああ……
俺はもう少し寝てーー
……もしもし?
冬雪
『もしもし?こんな朝早くにごめん』
ううん、ちょうど起きたところだから。どうしたの
冬雪
『言い忘れてたんだけどさ、今日、実はーー……』
ーーうん、うん
……え!?

 

監督さん
それ、本当ですか!?
はい。今日の学芸会の舞台、どうやら俺たちはおまけじゃなくて、冬組として正式に招待されたみたいなんです
冬組の臨時公演っていう形になってるらしくて……
監督さん
つまり、持ち時間は最低一時間半から二時間ってことですよね
とてもエチュードでどうにかなる時間じゃないね
兄貴のやつ、なんでそんな大事なこと今言うんだ
向こうでも行き違いがあったみたいでね
どうするのかね?
監督さん
何かの再演か、今回の公演をやるか……でもどちらにしろ、稽古が十分じゃ……
全員、『剣に死す。』のセリフと動きは入ってるよな
……疑問形じゃない
自主練の成果を見せる時が来たようだね
丞が座長っていう時点で、ある程度予想の範囲内かな
ガイ
問題ない
監督さん
みんな……
決まりですね。カントク、第五回公演を少し省略したバージョンでやりましょう
監督さん
ぶっつけ本番……リスクはあるけど、やるしかないですね

 

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【体育館】

冬雪
いやー急に悪かったな。ここの卒業生で元GOD座のトップって紹介したら、それならぜひここで公演をって頼まれてな
余計なことをぺらぺら話すからだ
冬雪
ついつい、な。自慢の弟さんなんですね、ってほめられたぞ
……はあ
監督さん
もしかして、冬雪さんって、ちょっとブラコンなのかな
あれがウワサの丞のお兄さんか
ガイ
あまり似ていないな
……硬いのと柔らかいの
食感の違いみたいだね
スタッフ
そろそろ準備、お願いします
監督さん
はい!
教師
お芝居の間は、みんなおしゃべりはしないように。静かに座ってること
小学生A
はーい
ガイ
いつもと雰囲気が違うな
なんだかほほえましいね
監督さん
……みんな、小さくてもお客さんはお客さんです。手は抜かないようにしてください
監督さん
稽古は足りてないけど、今、自分たちができる精一杯の芝居をしてください
ーー
……なんだか、小学生の頃を思い出しちゃうね
あの時も、先生にそんな風に送り出されたっけな
いつでも初心忘れるべからず、だね
始まりのプラン、初々しく咲き誇れフルールーー
……もう始まる
む、まだ続きがあるのだがね
ーー行くぞ
ガイ
ああ

 

ちょこっと感想!

あいさ、あいさ。ここらで一発。

よいさ、よいさ。謝罪します。

レニは、頼れる仲間だよね。

 

 

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第8話

ポイント!

  • 思い出の体育館で、冬組の臨時公演が始まる。

 

 

【体育館】

武蔵
悪いが、少しの間軒先を借りたい
おりん
そこでは濡れてしまうでしょう。どうぞ中へ

 

武蔵
おりんから、もうお前の世話にならないという言付けを頼まれた
藤次郎
ーー私はおりんさんと別れるつもりはない
武蔵
なるほど、有栖川はなかなか気の強い藤次郎を作ってきたのか
武蔵
どうしても、か
藤次郎
ああ
武蔵
ならば、決闘で決着をつけよう

 

小次郎
切り捨てご免ーー!
武蔵
ーーっ
小次郎
は!
武蔵
ふーーっ
武蔵
ガイさんの芝居は格段に変わったな。殺陣は元々うまかったが、それ以外の部分も堂々としている
武蔵
面白い。たったら、俺もーー

 

小次郎
昨日の夜、主が何者かに襲われた。お前以外に考えられぬ
武蔵
見くびられたものだ。そのようなことする必要がない。俺は決闘で勝てばいいだけだ
小次郎
ーー

 

武蔵
ーーは!
小次郎
はあ!
殺し屋
ちっーー
武蔵
御影の殺陣はさすがだな。本物の暗殺者みたいなキレがある。武蔵も本気でやらなきゃ、殺られるーー
武蔵
はあ!
藤次郎
なんと、鬼神のような荒々しい剣だ……

 

武蔵
雇われた殺し屋に吐かせた。お前が藤次郎を狙ったんだな。平六
平六
ーー
平六
俺は、おりんさんのためにーー!
藤次郎
そのような卑劣な真似を、おりんさんが喜ぶと思っているのか!
平六
ーーっ
武蔵
紬は根っからの悪人じゃない気のいい平六を作り上げたか。藤次郎との対比が際立つ
藤次郎
おりんさん、一緒に来てくれるかい
おりん
藤次郎様……
藤次郎
家は捨てる。夫婦になってくれ
武蔵
おりんの迷い、東さんうまく表現してるな。二人のシーンのおかげで、この後の決闘シーンが際立つ……

 

小次郎
武蔵、お前は何故戦う
武蔵
死に場所を得るため……死ぬに値する相手と見えるためだ!
武蔵
ガイさんの雰囲気が違う。うっかりすると呑まれそうなほどの気迫ーー
武蔵
はああ!
小次郎
はあ!
武蔵
そうだ。武蔵はーーいや、俺はこれを、この瞬間をーー

 

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ーー
小学生A
みんなかっこよかった!
小学B
面白かったー!
やったね!たーちゃん!
つむ……
ーー
終わった……のか
ガイ
高遠、大丈夫か
丞?
丞くん、しっかりしたまえ
……丞が寝てる
監督さん
丞さん、ぼーっとしてないでカーテンコールですよ!
ーーあ、ああ

 

ーーありがとうございました!
そうだ。俺がこのMANKAIカンパニーにいる理由はーー

 

……
丞、そろそろ鍵返すって
ーーああ
お疲れさま
お疲れ
懐かしいね
そうだな。終わった時、一瞬あの頃に戻ったような気がした
俺もだよ。あの時の気持ちがよみがえった
ああ
丞、吹っ切れた顔してるね
まあな
監督さん
あ、丞さん、やっぱりここだったんですね
まだ舞台の上にいたのかね
名残惜しいんじゃない
……眠い
ガイ
そろそろ出られそうか?
……その前に、ちょっと時間もらえますか
……
まずは、心配かけて悪かった
まったくだよ
……マシュマロ一年分
部屋がマシュマロの段ボールで埋まるね
それは多すぎだろ
……実は他の劇団に引き抜きを持ち掛けられたんだ
どうしてこのMANKAIカンパニーにいるのか聞かれて、拾われた恩を返すためという以外の理由が答えられなかった
それでずっと迷っていて、芝居にも集中できなかった
……前に、東さんにも同じことを聞かれましたよね。ここにいるのは紬がいるからって
ああ、真夜中の住人の公演のときだね
あの時の恩返しのためだって頭にはあったけど、紬がいるからっていう理由に否定も肯定もできませんでした
あの時整理できなかった気持ちが今ようやくわかった気がします
そう……答えが出たんだ
芝居は楽しい。色んな役をやって、色んな人生を演じるのは何度やっても飽きない
公演を終えた時にもらう拍手や喝采は最高だと思う。でも、俺が欲しいのはそれだけじゃない
演技を磨き、役者として高みを目指したい
同時に、信頼できる仲間と掛け合いを楽しんで、最高の舞台を作り上げていきたい
一人じゃなく、仲間と共に舞台に立ちたい
それができるからこそ、演劇が好きなんだ。そのことを今日の舞台で思い出した
ふむ、つまり、どういうことかね
ーーだから、つまり、冬組であるお前たちとする芝居が好きだ。これが俺のMANKAIカンパニーにいる理由だ
……まどろこっしい
ワタシと大差ないね
でも、最高の答えだね
ガイ
迷いがなくなったんだな
監督さん
丞さん、これからもよろしくお願いしますね!
ただ、今日の公演の出来栄えには満足していない。反省点も多いし、俺たちはまだまだできるはずだ
中断していた分、みっちり稽古していこう
のぞむところだよ
そうなると思ってた
ガイ
問題ない
自信満々だな
自主練の賜物だよ
監督さん
さてと、そろそろ帰りましょうか
その前にやることがあるだろう
監督さん
え?
まさか、さっそく稽古とか……?
体力づくりにランニングとか言い出すんじゃないだろうね
打ち上げ、行くだろ?
そういうことか
なるほど
それはいいね
そうこなくちゃ
ガイ
賛成だ
監督さん
行きましょう!

 

 

【寮内】

監督さん
ふう……
監督さん
今日はちょっと飲みすぎちゃったかな
ガイ
ーー
監督さん
あ、ガイさんも水いりますか?
ガイ
もらおう
監督さん
今日はみんなよく飲んでましたね~
ガイ
監督、一つ頼みがあるんだが
監督さん
頼み?
ガイ
チケットを一枚もらえないか。招待したい人がいるんだ
監督さん
いいですよ。確保しておきますね
ガイ
まあ、渡しても来るかどうかはわからないが……
監督さん
監督さん
誰を招待するんだろう……?

 

ちょこっと感想!

やる気がメラメラ燃えるぞ。

高遠丞、自分史上最高のParty Time!

吹っ切れるたーちゃんも好き。

 

 

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第9話

ポイント!

  • 冬組第五回公演『剣に死す』、前半開幕。

 

 

【寮内】

……
あれ、まだ起きてたんだ
ああ。今日のリーダー会議、ずいぶん長かったな
次の劇団のイベントの話でちょっと盛り上がっちゃってさ
何か読んでたの?
ちょっとな
いよいよ明日が初日か。終盤の追い上げ稽古はちょっときつかったね
お前も賛成しただろ
まあね

 

……
どこ行くの?
ちょっと走って来る
いってらっしゃい。明日本番だからほどほどにしなよ
わかってる
……本当かな。まあ、そわそわして落ち着かないんだろうけど
ーー
これ、さっき丞が読んでた手紙……アンケート?
そういえば、実家からの荷物の中の台本に挟まってたアンケートに似てる
まったく、こんな床の上に雑に置いといたら、また失くすんじゃないの
机の上に置いとこう
ーーあれ、これって……

 

ガイ
……
……ガイさん?
ガイ
高遠か。その格好、もしかしてランニングか?
ガイさんこそ
ガイ
落ち着かなくてな
同じく。一緒にどうですか?
ガイ
付き合おう

 

 

【市街地】

……
ガイ
……
このくらいのペースは余裕そうですね
ガイ
普段通りで構わない
それじゃ、遠慮なく
ガイ
……
そういえば、ガイさんが入団したての頃にも、一緒にランニングしましたね
ガイ
ああ……高遠のことを知るためにな
結果はどうだったんですか
ガイ
演劇バカで落ち着いた
まあ、否定はしません
ガイ
でも、今は少し印象が変わった。演劇バカなところは変わらないが、もっと他者に興味がない人間かと思っていた
ガイ
意外と仲間が……冬組のことが好きなようだ
ーー
それも、否定はしませんけど
ガイ
俺の芝居は高遠たちに比べて、まだまだ拙い。だが、俺ができる精一杯の小次郎を演じる
ガイ
やるからには、本気で武蔵を殺すつもりでやる
望むところです
……俺もガイさんの印象が変わりました
ガイ
ガイさんは思ってたより芝居が好きで、結構負けず嫌いですね
ガイ
否定はしない
ふっ

 

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【舞台】

……
監督さん
丞さん、いつもと雰囲気が違うな
監督さん
緊張してる……?ううん、違う。集中してるんだ。簡単に触れられない雰囲気……武蔵に入り込んでる
円陣は組まないのかね?
そういう雰囲気じゃなさそうだね
せっかく素晴らしい円陣を考えてきたのに。丞くん、見たまえ、この素晴らしいポーズをーー
ーー俺の背後に立つな
ーー
し、視線で殺されるところだったよ……!
……アリスが余計なことするから
はは
ガイ
行くぞ、武蔵、そろそろ時間だ
ああ

 

剣に死す

出典 A3 / 公式ツイッターより

 

一人旅を続ける流浪の剣豪、宮本武蔵。

長屋の軒先で雨宿りをしていると、部屋から三味線の音が聞こえてくる……。

 

武蔵
振ってきたか……
武蔵
……ふう
おりん
どなたですか?
武蔵
悪いが、少しの間軒先を借りたい
おりん
そこでは濡れてしまうでしょう。どうぞ中へ
武蔵
しかし……
おりん
どうぞ
武蔵
かたじけない

 

おりん
火のそばへ
武蔵
いや、ここで結構
おりん
お気遣いなく。三味線の生徒がよく訪れるので、変に思う人もおりません
武蔵
……見ず知らずの人間を信用しすぎるのはよくない
おりん
人を見る目は自信があるんですよ。手拭いをどうぞ
武蔵
……かたじけない
武蔵
……三味線の先生なのか?
おりん
ええ。おりんと申します
武蔵
この家には一人で?
おりん
ええ。前の夫が亡くなってからはずっと
武蔵
そうか
おりん
あなたさまは旅の途中なのですか
武蔵
ああ。もうずっと……死に場所を探している

 

おりん
そろそろ止みそうですね
武蔵
ああ。一晩世話になったな
おりん
あの……一つお願いがあるんですが
武蔵
俺にできることなら
おりん
実は、ある御仁に色々とご厚意でお世話になっていて、いつも心苦しいのですが、なかなか断りづらくて……
おりん
代わりに言付け願えませんでしょうか
武蔵
つまり、言い寄られて困ってるから追い払ってほしいという話か
おりん
言い寄られて、など……ただのご厚意ですから
武蔵
……わかった。一宿一飯の恩は返そう。俺は武蔵。宮本武蔵だ

 

平六
おはようございます。おりんさん
おりん
ああ、平六さん。おはようございます
平六
昨日はひどい雨でしたね
おりん
そうですね
武蔵
……
平六
そちらは新しい生徒さんですか
おりん
ええ、まあーー
武蔵
では
おりん
よろしくお願いします
平六
……

 

雨宿りをさせてもらった縁で、三味線の先生をしているおりんという女に出会った武蔵。

 

おりんから藤次郎という若旦那に言い寄られて困っているという悩みを打ち明けられ、一宿一飯の恩を返すべく、藤次郎の元へ話をつけに行くことにした。

 

武蔵
ご免
小次郎
何用か
武蔵
藤次郎という男はいるか。おりんの代理だ
小次郎
おりん殿の……?少し待て
藤次郎
私が藤次郎だ
武蔵
おりんから、もうお前の世話にならないという言付けを頼まれた
藤次郎
何?
武蔵
話はそれだけだ
藤次郎
待て。おりんさんがそう言っていたのか
武蔵
ああ。これ以上おりんにつきまとうのはやめるんだな
藤次郎
ーー私はおりんさんと別れるつもりはない
武蔵
どうしても、か
藤次郎
ああ
武蔵
ならば、決闘で決着をつけよう
藤次郎
決闘?
武蔵
代理をたてても構わない。そうだな、そこの用心棒。腕が立ちそうじゃないか
小次郎
……
藤次郎
小次郎、いけるか
小次郎
お任せください
武蔵
では、五日後の明け六つ、巖流島で
小次郎
心得た

 

おりんと別れるつもりはないという藤次郎に、決闘で決着をつけるよう持ち掛けた武蔵。

藤次郎の雇った用心棒と対決することになる。

 

武蔵
藤次郎とは決闘で決着をつけることになった
おりん
決闘……!?
武蔵
藤次郎の代わりに用心棒の男が出てくる
おりん
そうですか……
おりん
しかし、そのような危険なことをお願いするわけには……
武蔵
俺から言い出したことだ。もう後には引けない
武蔵
それよりも、おりんは本当に藤次郎と別れたいと思っているのか
おりん
……
武蔵
今しがたも、藤次郎が決闘しないと聞いて、ほっとしていただろう
おりん
それは……
武蔵
真意がわからねば、俺も戦えぬ
おりん
藤次郎様は……大店の長男坊。いずれ店をおつぎになるお方です
おりん
未来のあるお方の人生を、私のような者が台無しにするわけにはいきません
武蔵
身を引くということか
おりん
はい
武蔵
わかった。改めて引き受けよう
おりん
どうぞ、くれぐれもお気をつけてくださいませ

 

おりんと藤次郎の話を聞いていた武蔵は、おりんの本意を尋ねる。

未来のある藤次郎の人生を自分のような女が台無しにするわけにはいかないと話すおりん。

 

武蔵はおりんの依頼を改めて受けることにした。

しかし、決闘直前に藤次郎が何者かに襲われた。

 

小次郎
切り捨てご免ーー!
武蔵
ーーっ
小次郎
は!
武蔵
ふーーっ
武蔵
お前は、藤次郎のーーどういうつもりだ。闇討ちが藤次郎のやり方か
小次郎
それはこちらの台詞だ
武蔵
何?
小次郎
昨日の夜、主が何者かに襲われた。お前以外に考えられぬ
武蔵
見くびられたものだ。そのようなことする必要がない。俺は決闘で勝てばいいだけだ
小次郎
ーー
武蔵
下手人の姿は見たのか
小次郎
いやーー
武蔵
見かけに似合わず慌て者らしいな
小次郎
何をーー!
武蔵
俺の腕はわかっただろう。闇討ちなどする必要がない
小次郎
……
武蔵
お前の名は?
小次郎
佐々木小次郎だ
武蔵
佐々木小次郎……決闘当日が楽しみだ
小次郎
ーー待て。下手人に心当たりはないか
武蔵
あいにく、俺は流れてきた身だ。おりんとも親しいわけではない
小次郎
そうか……
武蔵
ではな
小次郎
待て
武蔵
……なんだ
小次郎
下手人としてお前が疑われている。これを晴らさなければ、捕まるぞ
武蔵
そういう騒ぎには慣れている
小次郎
汚名を着せられても構わないというのか
武蔵
何が言いたい
小次郎
……疑いを晴らす気はないか
武蔵
俺に下手人探しを手伝ってほしい、と?
小次郎
お前のためにもなるはずだ
武蔵
素直に依頼すればいいものを
小次郎
くーー
武蔵
今日の夜はお前のおごりだ。それで手を打とう
小次郎
わかった

 

ちょこっと感想!

東さんが女役。

ものすごーくキレイだ!

キミトワタシノアズマノマホウ。

 

 

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第10話

ポイント!

  • 冬組第五回公演『剣に死す』、後半開幕。

 

 

武蔵
藤次郎を狙うとすれば、お家の利権争いか。何か心当たりは?
小次郎
次男は別のお店に奉公中だが、関係は悪くない。藤次郎を狙うとは考えにくい
武蔵
だとすれば、色恋沙汰か。おりんに懇想している輩は他にいないのか
小次郎
元は引く手あまたの人気芸者だ。引退しても、あの色香に惑う者は多い
武蔵
藤次郎を亡き者にしようとするくらいだ。おりんが藤次郎から離れたがっているのを知っている人物だろう
小次郎
となると、おりん殿に身近にいる男が怪しいな

 

おりん
藤次郎様がーー!?ご無事なのですか?
小次郎
幸い軽傷で済んだ
おりん
そうですか……
武蔵
下手人を雇ったのは、おりんに懇想している男の可能性が高い。心当たりはないか
おりん
いえ、そのような方は……
小次郎
特におりん殿と主の関係に詳しい者が怪しい。最近、そのような話をしたことは?
おりん
武蔵殿以外におりません
武蔵
直接聞いたのでなければ、故意に探りを入れたか
小次郎
この近辺で親しくしている相手は?
おりん
親しくといいますか、同じ長屋の方とはご近所づきあいがあります
武蔵
端から当たってみるか
小次郎
うむ

 

藤次郎の襲撃を怪しまれた武蔵。

襲いかかってきた小次郎の誤解を解き、共闘することとなった。

藤次郎を狙った下手人は、おりんの身近な男が怪しいという小次郎。

 

藤次郎が襲われた話を聞いて心配するおりん。

武蔵は心当たりはないかと尋ねるが、長屋の方との付き合いしかないという。

 

武蔵はおとりを使って、端から当たることにした。

 

小次郎
主をおとりに使うなど……
武蔵
それが一番手っ取り早い。直接問い詰めて、白状するはずがないからな
藤次郎
私は構わない
武蔵
ーー避けろ!
藤次郎
ーーっ
武蔵
ーーは!
小次郎
はあ!
殺し屋
ちっーー
小次郎
待て!
武蔵
逃がすかーー!
殺し屋
ーーっ
小次郎
殺すなよ
武蔵
努力はするーー
武蔵
はあ!
藤次郎
なんと、鬼神のような荒々しい剣だ……
殺し屋
くーーっ
武蔵
吐け。依頼したのは誰だ
殺し屋
誰が言うか
武蔵
なら、死ね
小次郎
ーーおい、待て!
武蔵
選べ。俺はお前の死体を依頼者の家に放り込んでも構わんぞ。それでも用は足りる
殺し屋
ーー

 

藤次郎をおとりに使った武蔵の作戦に、下手人はまんまとはまり、藤次郎に襲いかかってきた。

武蔵と小次郎の共闘で、殺し屋銀を捕まえた。

 

武蔵
雇われた殺し屋に吐かせた。お前が藤次郎を狙ったんだな。平六
平六
ーー
平六
俺は、おりんさんのためにーー!
藤次郎
そのような卑劣な真似を、おりんさんが喜ぶと思っているのか!
平六
ーーっ
武蔵
元は藤次郎、お前がまいた種だ。自分で始末をつけろ。おりんの気持ちはわかっているんだろう
藤次郎
……

 

藤次郎
おりんさん、一緒に来てくれるかい
おりん
藤次郎様……
藤次郎
家は捨てる。夫婦になってくれ
おりん
いけません。藤次郎様、あなたのようなお方がそんな一生を棒に振るような真似ーー
藤次郎
何も持たない俺では駄目か
おりん
そんなーーそんなこと、あるわけないでしょう
藤次郎
おりんさん……

 

同じ長屋に住み、おりんに横恋慕していた平六が殺し屋を雇って、藤次郎を亡き者にしようとしていた。

武蔵と小次郎が協力して、殺し屋を撃退する。

 

この一件により、藤次郎はおりんの気持ちを知り、家を捨てておりんと一緒になると決意した。

おりんもその気持ちに応えて、駆け落ちすることになった。

 

おりん
お二人とも、本当にお世話になりました
藤次郎
小次郎、よく務めてくれた。後のことは番頭に伝えてある
小次郎
どうぞ、お元気で
武蔵
人騒がせなことだ
藤次郎
面目ない
おりん
ありがとうございました

 

武蔵
結局こうなったか
小次郎
お二人が幸せならばいい
武蔵
……明朝、巌流島で。忘れていないな
小次郎
何?しかし、それは……
武蔵
約束をたがえるなよ
小次郎
ーー

 

旅立つ藤次郎とおりんを見送る武蔵。

 

その翌日の決闘当日。

約束していた場所に向かう武蔵。

 

間もなく小次郎がやって来る。

一対一で向き合う武蔵と小次郎。

すでに誰からの依頼もなく、己の力を試すためだけに対峙する。

 

武蔵
……
小次郎
……
武蔵
……来たな
小次郎
武蔵、お前は何故戦う
武蔵
死に場所を得るため……死ぬに値する相手と見えるためだ!
小次郎
ーーっ
武蔵
はあ!
小次郎
くっーー
武蔵
どうした、こんなものじゃないだろう
小次郎
こんな決闘は無意味だーー
武蔵
意味など、目の前に強い奴がいる。それだけで十分だ!
小次郎
ーーくっ。狂っている……
武蔵
構わん!
小次郎
はあ!
武蔵
は!

 

小次郎
はあ、はあはあ
武蔵
はあはあ……もうばてたのか?それなら俺から行くぞ
小次郎
お前は何故ーーいや、言葉など無用だな
武蔵
それでいい
小次郎
……参る
武蔵
はああ!
小次郎
はあ!
武蔵
っぐーー
小次郎
ぐはっーー
武蔵
はあ、はあ……そうだ、俺はこれをずっと……さあ、小次郎もう人合ーー
小次郎
くっ……すまない。武蔵、俺はお前の死に場所を……うぐっ……
武蔵
ーー
武蔵
……ようやく、出会えたと思ったんだ……小次郎……
武蔵
俺は……また……

 

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監督さん
……
監督さん
ストイックに剣の道を究めようとする武蔵と丞さんはちょっと似てる
監督さん
丞さんには武蔵の気持ちがわかるのかもしれないな

 

 

【回想】

監督さん
ーー丞さん、本当に良かったんですか?
何の話だ?
監督さん
引き抜きの件……丞さんにとっても魅力的な話だったんですよね
監督さん
残ってくれるのは嬉しいんですけど、本当にいいのかなって
それについては、もう心は決まっている
監督さん
そうですか……
……ただ、もしかしたら、これからも同じような話が来るかもしれない
そのとき、どんな結論を出すかはわからない
ずっと舞台に立ち続けるのか、映像の世界に飛び込むのか……いつか別の道を選ぶかもしれない
役者としての死に場所は決められないままだ
監督さん
……
でも、今はMANKAIカンパニーでやりたいことがあるし、みんなと一緒に芝居がしたいと思ってる
虫のいい話かもしれないが、まだここに置いてほしい
監督さん
虫のいい話なんて、そんな……丞さんの気持ちはわかりました
監督さん
改めてよろしくお願いします!

 

……
丞くん、元に戻ったかね?
ーーつつくな
ガイ
戻ったみたいだな
まったく、役に入り込みすぎだよ
監督さん
皆さん、お疲れさまでした!大成功でしたね!
どうなることかと思いましたけど、本番まで間に合って良かったです
このところ、根を詰めた分、盛大に打ち上げをしないとね
監督さん
そうですね!
どこのお店がいいかな
……丞の家
なんでそうなる
なるほど、それはいい考えだね!
ふふ、みんなで丞の実家訪問か。面白そうだね
冬雪くんに頼んでみます
ったく、大体打ち上げってまだ初日だぞ
今日の出来で満足なんかしてられないからな。千秋楽まで、まだまだ上げていくぞ
まったく、今回の座長は厳しくていけないね
ガイ
高遠だからな
監督さん
説得力がありますね

 

 

レニ
……
雄三
……ほう、珍しい客だな
レニ
……うるさいのに見つかったな
雄三
どういう風の吹き回しだ?
レニ
準主演がチケットを送りつけてきたから、お粗末な公演を笑ってやろうと思って来ただけだ
雄三
へい。ガイがね……
雄三
新生冬組も立派に育ってきたぞ。演技力はまだ伸びしろがあるし、たまに初代冬組にも負けないいい芝居をする
雄三
あんたも、そう思わないか?
レニ
ひよっこだよ。まだまだ
雄三
ったく、相変わらず負けず嫌いだな
雄三
……あの人だったら。幸夫さんだったら、なんて言うかね
レニ
……知るか。私の前であいつの名前を出すな、鹿島
雄三
……

 

ちょこっと感想!

東さんと誉たんが結婚!?

BLが一番大事ってことだよね。

みんなでお祝いだ、ほら。

 

 

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用心棒のガイにメロメロ

ついつい見ちゃう、ガイの長髪。

絶対サラサラでいい匂いだよ。

 

か、嗅ぎたい……!

「やめさない」

「絶対ダメです」

 

ねぇ、なんだか……髪フェチみたいで楽しいね。

いつもと違うガイに、心はキュッ。

全・身・発・情・期。

 

▼続きのネタバレはこちら

月岡紬とたーちゃんの秘密【A3】イベント『剣に死す』ネタバレ感想

 

▼A3特集はこちら

A3特集

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ABOUTこの記事をかいた人

木の葉

金融会社に就職しお金を貯める→IT系の専門学校に入学→ストーカー被害にあいながら無事に卒業→ゲーム会社のプログラマーとして就職→過労でうつ病発症→ブログにて月間10万PV達成(今ここ)