「人生の迷子になりました」
高校を卒業して『やりたいこと』が見つからず、フリーターを2年程していた時期があります。
今回はそのフリーター時代のお話しです。
「お客様を『囚人』にして日頃のストレスを発散できるじゃん(*”▽”)」
安易に応募してしまった監獄バー。
そこで出会ったのはかつての同級生。
鉄格子の向こう側は『お友達』でした。
この物語はノンフィクションです。
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囚人気分が味わえる監獄バー
まずは監獄バーの説明をしていきます。
お客様は『囚人』です。
優しいスタッフは『看守』として『お客様(神様 囚人)』をお出迎えします。
看守は愛情を注ぎながら、お客様に手錠をかけます。
手錠をかけられた醜い豚やろうは、目尻にしわを寄せます。
頬が緩んだ豚やろうから、ひどく乾いた音が監獄全体に響き渡ります。
思いっきりビンタされた豚やろうは、看守に笑顔を向けます。
お客様にもよりますが、このように臨機応変に対応をします。
基本的には『手錠をかけるだけ』です。
いかがわしいお店ではないので、楽しくお酒を飲むだけですね(*^▽^*)
1時間2000~3000円前後で、リーズナブルな価格設定でした。
普通のBarに少々のアクセントを加えたくらいな感じでイメージをしてみて下さいね(笑)
監獄バーの向こう側は同級生
気持ちを弾ませながら、意気揚々と監獄バーに面接に行きました。
面接当日。鉄格子の向こう側には『学校の同級生』がいました。
「「なんでおまえがいるねん」」
5年という長い月日を経て男女は再会しました。
偶然かイタズラか。『監獄』が2人を結び合わせたのです。
久しぶりの再会はあまりにも突然すぎて、言葉がのどから出てきません。
手錠が無造作に置かれている無機質な監獄を包み込むのは『静寂』
やっとの思いで言葉を紡ぎます。
彼はボーイとして働いていました。
なぜその職場を選んだのでしょうか。バカなのでしょうか。変態さんなのでしょうか。
昔話に花を咲かせた甲斐もあり、監獄バーの面接は『合格』でした。
面接した人は同級生の上司ですね。はい、とりあえず死んでいいですか。
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監獄バーで働いて感じた3つのこと
看守の服装での路上キャッチは『苦痛』
お店が暇な時は看守の服装でティッシュ配りをします。
怪しすぎるティッシュに、道行く人々は好奇の目を向けます。
おかげさまで『風俗』に間違えられました。(ノД`)・゜・。
その光景を遠目に見る同級生(ボーイ)は、ほくそ笑みます。
とりあえず、同級生を殴ってもいいですか?
看守の服装での路上キャッチは苦痛でしかありません。
露出の激しい服装のため『寒い』
お店にもよると思いますが、看守の服装はなかなかセクシーです。
お客様(囚人)がお店に入るたびに、外の冷たい風が店内に入りました。
寒がりな人は看守になる人生を選ばない方が無難でしょう。
同級生の視線が『痛い』
これが1番重要。
同級生と監獄に閉じ込められてるんだよ!!
平常心を保てられる人間がどこに存在する。
どんなに親しくても監獄では会いたくないよね!?
つまりそういうことだよ。
「監獄内に『リアル』と求めてないから」
監獄バーは働く場所ではない
いかがでしたでしょうか。
クセが凄いBarでしたね。
監獄は働く場所ではありません。
非日常を求める好奇心旺盛なお疲れリーマンの娯楽場です。
友達に「監獄で看守として働いているんだよね~~~まじやばっ(=゚ω゚)ノ」とか言える?
ムリやろ。
皆さんは同級生と遭遇しても、あたふたしない場所で働いて下さいね(*^▽^*)