出典 公式サイト
「咲かせて下さい、監督!」
おっさんずラブに乙女の心が満開に咲く中、A3の二部が佳境に入ってきました。
A3のメインストーリーは密度が濃いです。
何回読んでも、感動に包まれますよね。
アプリで一気読みもいいですが、時間がない人のために、ストーリーをまとめました。
ネタバレと共に、5幕の感想を書いていきます。
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A3!5幕のネタバレと感想
第1話 ロミジュリふたたび
「みんな、お疲れさま~!」
「ロミジュリ再演大成功だったね」
監督さんのねぎらいの言葉で、物語は始まります。
博士もびっくり、A3の2部がスタート。
イケメン役者がいない世界は、そうBad。
要するに、イケメンなしの世界では生きられない身体です。
前に苦労したところが、すんなりできる。
再演を通して、成長を実感する春組。
「左京さんや綴くん、雄三さんとも話したんだけど、春組の次の公演から各組の団員を一人ずつ増やそうかと思ってるの」
新しいメンバーを入れることで、劇団の活性化を狙う監督さん。
「あれ?電話鳴ってる?」
春組の第四回公演の話し合いをする中、真澄の携帯に着信が入ります。
「アンタからの着信以外出ない」
知らない番号からの着信を無視する真澄。
一方で、至は新メンバーの加入に納得がいかない様子です。
「二人部屋とか面倒くさい……」
「俺の城が侵される……」
わがままを漏らす、至のトドメの一言。
「新人さんは自分の家から出ない引きこもり希望で」
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第2話 それぞれの新生活
「きょうの ゆうごはんは カレーでした」
「きのうの ゆうごはんは カレーでした」
「あしたの ゆうごはんは カレーでした?」
シトロンが更新した、劇団の公式ブログは今日も絶好調。
カオスな投稿なのに、ブログランキングは上位です。
サキョウの目を盗んだかいがあったね。
シトロンがライバル視している『ちかウサの辛え~ブログ』
「ゆるふわキャラの辛口レビュアー、ちかウサさんが老若男女の心をわしづかみダヨ」
監督さん、落ちました。
もう一度言いますね。
カレーヒロイン、落ちました。
「カレー中心にゲキカラメニューのレビューをのせてるブログね」
シトロンの説明に耳を傾け、ブログに興味津々な監督さん。
すき!すき!すき!すき!
この気持ち~!!
とまりません~~~!!!!
おそらく、監督さんの心の中はゲシュタルト崩壊していますね。
予告なしに訪れた、カレー愛をひしひしと感じるブログ。
『ちかウサの辛え~ブログ』のファンが増えた瞬間です。
監督さんは、劇団員を探していることをブログで告知します。
カレー☆ときめき宣伝部でハッピーキスは、また後でね。
「なあ、茅ケ崎の劇団、新しい劇団員を探してるんだって?」
至と同じ会社で働いている先輩、千景が話しかけます。
「千景さん、まさか入団したいとか言わないですよね」
先輩に切り返す、エリートゲーマーの至。
入団&入寮を希望する千景は、海外出張が多かった。
自分の城を守る為に、個人的な契約を持ち掛けるエリートゲーマー。
「一つ契約しませんか」
「交渉成立、ですね。話のわかる人でよかった」
至と千景は、会社でゴニョニョと怪しい会話をします。
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第3話 お近づきのしるしに
「器用な人なんだな。立ち振る舞いも舞台映えしそうだし、逸材かも!」
芝居は未経験の千景ですが、抜群の演技力で入団オーディションに合格します。
「それでは、千景さんの入団&入寮を祝して、乾杯!」
こうして、春組に新メンバーが加わります。
「茅ケ崎にチケットをもらって、初めてこの劇団の舞台を観たときは本当に感動した」
「それから何度も通ううちに、いつの間にか自分も舞台に立ってみたいと思うようになったんだ」
千景は手品を披露しつつ、入団理由を語ります。
「お近づきのしるしにーー」
「はい。右と左、どっちの手に入っていると思う?」
咲也にコインの行方を尋ねる、千景。
攻められる春組リーダーと、千景たんの構図。
腐女子の行方はいつだってわかりません。
ささいなことでも、自分を見失いそうになりますね。
これから、さあ、BLの世界へ。
禁断の花園と、コインのありかは紙一重。
ただ、咲也が選んだ千景の手には、コインはありませんでした。
BLルートを回避できてよかったね。
賑やかな乾杯が落ち着き、千景は密と二人きりになりました。
「……どういうつもりだ、ディセンバー」
「記憶喪失のフリなんて……」
「お前は、オーガストと共に死んだものとずっと思っていた」
冷たい眼差しの千景は、密に怒りをぶつけます。
「俺はエイプリル。お前への復習を果たしに来た。わからないのならば、思い出せ。お前の罪を」
「忘れることなど……許さない」
畳み掛けるように、密に言葉を浴びせます。
「ーーっ頭が、痛い」
何かを思い出すように頭を抱る、密。
己の過去を包み込むように、月がいつもより輝いていました。
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第4話 夢日記
「大丈夫?」
声をかけてきたのは知らない奴だった。
こっち側の人間じゃない。ちゃんとした家のある人間だ。
一年越しの密の秘密をプレイバック。
記憶喪失だった密は、記憶を徐々に取り戻します。
「僕がキミを『組織』に紹介する。僕たちと、一緒に生きていかないか?」
路上で空腹と戦っている密に、ナゾの男は心配そうに語りかけます。
「今日から僕たちは『家族』だ」
ジンジャーブレッドのお菓子で釣られた密は、怪しい男についていくこと決めます。
千景も在籍する『組織』とは、一体……。
一方で、春組に加入した千景のレッスンが始まります。
練習をそつなくこなすので、思わず目を見張る一同。
歌舞伎をかじったことがある千景は、肝が据わりまくり。
エメラルド色の髪に、こんなにキュンキュンするのは久しぶりですね。
「俺の方がエメラルドなのだよ」緑間っちが嫉妬するわ。
「場数を踏んでいない分、主演やった方が経験を積めるし、勘もつかめる」
雄三のすすめで、千景は主役を演じることに。
監督のはからいもあり、綴はあて書きで話を作ります。
「……千景は周りに穏やかに接しているようで、他人に対して見えない壁を作ってる感じがする」
「うまくまとまってる春組の不安要素になりかねない。きっかけを作って、早めに団結したほうがいいぞ」
懸念を漏らす、雄三さん。
千景のエメラルド属性は開花する……のか?
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第5話 独占インタビュー
千景に突撃インタビューをする、綴。
「えーと、それじゃあ、脚本を書くにあたって、千景さんをもっとよく知りたいということで……」
「さっそくインタビューを始めたいと思います」
スパイスは組み合わせで決まると、豪語する千景。
究極のカレー『アルティメットカレー』の話に食い付く監督さんは、今日も星人です。
千景はウソで話を盛りまくり、監督さんのカレー熱量に火をつけまくり。
真澄のスマホも鳴りまくり。
「かたっぱしから拒否してるのに、違う番号でかかってくる」
監督さんのおやすみ/おはようコールを期待する真澄は、恋する乙メン。
密は、千景を避けまくりメン。
午後のお昼寝タイムは、今日もない。
果たして、密の過去に何があったのか。
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第6話 見えない人
「ぜんまいの時も散々結末で悩んだんすけど、こんなに何も浮かばないのは初めてっす」
とらえどころがない千景に、苦戦する綴のあて書き。
綴クオリティをもってしても、アイディアが降りてこない。
「手品師の話とかどうでしょう!?」
咲也は、綴にアドバイスします。
いったんアイディアを整理し、ストーリーを考える、綴。
一方で、あっさりと主演を引き受けた千景に、引っかかりを覚える監督さん。
「千景さん、本当に芝居がやりたいんですか?今後もずっと続けていく気はありますか?」
何を考えているかつかめない千景に、質問を投げかけます。
適当にはぐらかされた監督さん。
千景の肩にゴミがついてたので、取ろうとしたその時ーー。
「……触らないでくれるかな。俺、女の子嫌いなんだよね」
監督さんに冷たい一言を放つ、千景。
こうかは ばつぐんだ!
BL属性のすべての女の子に、クリティカルヒット。
お…とこの子が、好きってこと???
意味深な千景の発言で、監督さんのもやもやは募ります。
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第7話 血のつながり
「どなたか責任者の方はいらっしゃいませんか」
MANKAIカンパニーに訪れたのは、真澄のお父さんに仕える秘書。
「何度も彼に電話していたのですが、まったく繋がらないので直接会いに伺いました」
最近、真澄の携帯が騒がしかったのは、秘書の仕業でした。
真澄の両親は離婚協議に入っており、子供の親権は父が持つ予定とのこと。
アメリカで父と共に暮らして欲しいと、説明する秘書。
後継者として異国で教育をするつもりらしい。
「引っ越し業者は一週間後に手配しております」
間髪入れずに、今の状況を説明する秘書。
劇団の退団手続きをしたくない真澄は困惑します。
「真澄が嫌がっていることを碓氷さんに伝えて、指示を仰ぐべきなんじゃないですか」
反論する、至。
「あなたたちは真澄くんの保護者でも何でもない。真澄君の生活を決める権利はありません」
血のつながりがない劇団員より、家族の意見を優先。
聞く耳を持たない秘書は、嵐のように去っていきました。
悲しい顔をする真澄に、何て声をかけたらいいの~。
至&真澄は、春組の人気キャラ2トップですからね。
アプリの向こう側の、リアル監督さんも悲しい顔をしているよ。
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第8話 離れても
部屋にこもり、誰とも話そうとしない真澄。
心配した監督さんは、真澄を呼び出します。
「真澄くん自身はどうしたいの?」
小さい頃から、海外を飛び回る両親。
「俺の言うことを聞け。それが唯一、俺たちがお前に臨むことだ」
父親に叱咤されたあの日から、親の方針に従ってきた真澄。
「悔しいけど、あの人には勝てない。俺はまだ一人じゃ生きられないから……」
自分の本音を語らない真澄は、苦しそうな顔で強がります。
「大丈夫。離れてもずっとアンタのこと想ってるし、絶対迎えに来る」
建て前で逃げようとする真澄。
監督さんの真澄を想う気持ちが、彼の心を徐々に解かしていきます。
その想いがキーとなり、真澄も本音でぶつかります。
「アンタと……あいつらと……一緒に、ここにいたい。ずっとみんなと演劇をやっていたい」
「でも……どうすればいいのかわからない。これ以上、アンタにも迷惑かけられない」
手段を選ばない父親に刃向かえば、劇団に迷惑がかかる。
「もういいから、何もしないで欲しい」
様々な葛藤が頭をよぎり、突き放します。
劇団のみんなを想ってーー。
真澄はいい子なの。
監督さんにカレーを作ったり、一途なピュアボーイ。
人工知能の果てが、世界征服だとしても、気にならない。
それより、真澄っ~~~!
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第9話 さんかくネットワーク
「前に、真澄くんからおばあさんとの思い出について聞いたことがあるんです」
紡から有力情報をゲットした、監督さん。
おばあさんは日本に住んいますが、ある時から真澄父と絶縁状態に。
解決の糸口を探すために、おばあさんの行方を探します。
「オレのさんかくネットワークを使わせて~!」
古代史に残るネットワークの使い手、三角が協力してくれることに。
三角が仲良くしているおばあちゃまたちの伝手で、ついに、住所が判明します。
質素なアパートに住む、真澄のおばあちゃんに会いに行く監督さん。
当たって砕けろの精神で、いざ、突撃です。
ナゾがナゾを呼ぶ、三角のネットワーク。
さんかくネットワーク最強説が、ツイッターのトレンド入りを予感しますね。
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第10話 本当の家族
真澄のおばあちゃんに、これまでのことを話します。
役者になったこと。
寮で仲間と暮らしていること。
血のつながりをもつ本当の家族であるお父さんには勝てない。
力を貸して下さいと、お願いする監督さん。
「家族というのは、血のつながりだけで結びつくものではなく、もっとずっと深いところで結びつく縁だと思います」
「真澄の祖母であることに変わりはありませんが、私に真澄の本当の家族を名乗る資格はありません」
『家族』の定義を覆すように、おばあちゃんは続けます。
「むしろ今の真澄は、寝食を共にし、同じ目標を持つあなたたちにこそ、本当の家族に近い結びつきを感じているはず」
「私も、できることを探します。ても、自信を持って。今の真澄が頼れる『家族』は、間違いなくあなたたちなのだから」
おばあちゃんの言葉が、監督さんの乾いた心に染みわたります。
勇気づけられた監督さんは、おばあちゃんの家を後にします。
真澄がアメリカに発つのは、明日。
打開策を考える監督さんに、慌てた春組のメンバーがやってきました。
真澄の荷物がないーー。
引き留められるのをわかってた真澄は、予定より一日早く出発していました。
何も言わずに。
「くそ、普段は余計なことばっかり言うくせに、なんでこういう時は何も言わないんだよ」
綴の声が、部屋に悲しく響き渡ります。
真澄を追いかけて、空港に向かおうとする仲間たち。
ただ、新メンバーの千景は、追いかけようとしません。
「全員じゃないとダメなんです」
「私たち全員……真澄くんの家族だから」
監督さんの力強い声が、千景に向けられます。
渋々、納得した千景と共に、急いで支度。
真澄に会うため、監督たちは急いで寮を後にします。
名言が連発する、神回ならぬ真澄回でしたね。
これこそが、A3の本骨頂!
ジューンブライドガチャの真澄と、結婚するしかないな。
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第11話 初恋のご冥福
空港内で、真澄を発見した春組メンバーと監督さん。
夏・秋・冬組メンバーも駆けつけます。
「これ以上騒ぐと警察を呼ぶ」と、秘書は主張します。
最後の警告をよそに、監督さんは叫びます。
「真澄くん、私たちと家族になろう」
「これからも一緒にお芝居して、もっとたくさん大切な思い出を作っていこう。MANKAIカンパニー全員で」
「血のつながりはなくても、私たちは真澄くんのことを全力で守るよ。だから頼って欲しい」
父親の言いなりだった真澄。
山で声がこだまするすように、すかざす本音の言葉を返します。
「ーーなりたい。家族になりたい!アンタたちと一緒にいたい!」
真澄が大声で叫ぶ中、ついに、空港内に父親が登場します。
あふれるラスボス臭をかきけすように、自分の意見を言おうとしたときーー。
「本当にやりたいことなら、好きにやれ」
想像に反した、優しい父親の声が聞こえました。
離婚して一人になるのが寂しかった父親。
息子と向き合い、真澄の意見を尊重することで決着します。
アメリカには、真澄の代わりにおばあちゃんが行くことに。
「プロポーズ……うれしすぎて、夢みたい」
「……永遠を誓うだけじゃ足りない」
真澄は、監督さんに返事をします。
「俺の初恋は終わったのかもって、すごく怖かった。でも、また始まったんだ」
「何度でもアンタに恋する。これかも、ずっと……」
監督への愛を再確認した真澄。
デレデレの真澄に対して、左京さんの親父の雷が落ちそうですね。
一方で、賑やかな光景を、千景は冷めた目で見つめます。
「……家族だってさ、ディセンバー。もちろんお前も入っているんだろう?」
密に対して、怒りをあらわにする千景。
「お前の大切な家族とやらを、どうやって引き裂いてやろうかな」
「己の罪を思い出せ」
怒りに身を震わせる千景。
密を除いては、千景の異変に気づくものはーーいない。
真澄とのハッピーエンドが終了して、千景の復讐編が始まりましたね。
物語がギュギュっと濃縮されて、乙女のキュンゲージはお腹いっぱい。
エンジン全開で動き出す千景に、目が回りそうですね。
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第12話 真実は、
過去を思い出していく、密。
密たちが在籍する『組織』は、最近になって新薬を完成させたらしい。
昔の千景は、細かくてうるさくて、嫌い。
でも、たまに甘いものくれる千景との日常は楽しかった。
甘いものが嫌いな千景をよそに、白くてふわふわなマシュマロを頬張る密は、毎日が幸せだった。
「逃げろ、キミだけでも……」
『組織』に誘ってくれた彼は、目の前で血まみれになっていた。
密は、心臓が握りつぶされたように取り乱してーー。
時は流れ、ここはMANKAIカンパニー。
「マシュマロのペースがいつもよりずいぶんと遅いんだよ」
誉は、密を心配して不安そうにしています。
一方で、千景の役柄が思いつかない、綴。
二人きりで話をするために、ビロードウェイの雰囲気のいいカフェに呼び出します。
自分のことを話そうとせず、たとえ話で綴をからかう千景。
「っていうか、千景さんってなんでそんなウソつくんすか?」
「……真実は、弱さだから」
綴の疑問に、千景は底知れない闇をを込め、言い放ちます。
千景の本性に触れたような気がした綴は、役柄のヒントを見出します。
真澄とのラブエンドを迎えて、ついに『千景たん』が本性を現してきましたね。
渇いた感情を潤してあげたい。
全国の千景たん応援団長は、いつだってオアシスになってあげるからね。
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第13話 コイントス
「一応……アイツも家族、だから」
真澄は、缶詰の綴を心配します。
この前の一件から、大人になった真澄。
みんなの心配を声援に変え、綴は脚本を完成させます。
『オズの魔法使い』をアレンジしたストーリー。
春組の第4回公演は『エメラルドのペテン師』で決定します。
- 【主役】オズワルド役 / 千景
- 【準主役】リック役 / 咲也
- 【助演A】西の魔法使い役 / 至
- 【助演B】東の魔法使い役 / 綴
- 【助演C】北の魔法使い役 / シトロン
- 【助演D】南の魔法使い役 / 真澄
舞台はドロシーが飛んでくる前のオズの世界。
詐欺師のオズワルドが不思議な魔法の国に迷い込んで、言葉巧みに周りの人を騙していく。
クライマックスの見どころは、咲也と千景のやり取り。
みんなを騙してばかりだったオズワルドは、それでも自分を信じようとする従者のリックに感化され改心する。
第4回公演に備えて、千景とコミュニケーションをとりたい咲也。
千景は、『コイントス』でコミュニケーションを提案します。
「はい。どっちの手に入ってるでしょう」
最初のコミュニケーションは、『ハズレ』からスタートしました。
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第14話 二面性
「あなた様はどなた様ですか?」
「私の名はオズワルーオズだ」
咲也と千景のやり取りから、新公演に向けての練習が始まります。
器用に芝居をこなす千景。
だが、感情を大きく表現するシーンに不安を覚える監督さん。
オズワルドがリックを心配する気持ちがわからない。
千景は、クライマックスの感情を表に出すシーンに苦戦します。
こうして、初日の稽古が終了。
帰ろうとする千景から、深い海の色をした小瓶が落ちます。
「触るな!」
大きな声で感情をむき出しにする千景に、伸ばした手を引っ込める監督さん。
「触れたら許していなかった」
突然の出来事にびっくりするも、咲也がニコニコしながらやってきます。
「今日のコイン勝負がまだでした!」
律儀な咲也に対して、いつも通りの調子で優しくふるまる千景。
二面性を目の当たりにし、一人でもやもやとする監督さんの気持ちを知らずに。
監督ツンツンからの、咲也デレ。
ツンデレ魔法も、ポロリも、きっとあるーーよね。
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第15話 他人行儀
寮で暮らしているにも関わらず、千景は部屋にはいない。
生活感がなく、部屋にあるのはスーツケース一個のみ。
疑問を感じるメンバーをよそに、今日も新公演の稽古が始まります。
「器用なのはいいが、クライマックスにかけての感情表現が大根すぎだ」
「ラストであれじゃ、舞台全体が台無しだぞ。やる気すら見えねんじゃ、論外だ。どうにかしろ」
雄三さんは、終盤にかけてのオズワルドの演技に対してアドバイスをします。
練習が終わり、千景がいない稽古場。
春組リーダーと脚本家を集めた雄三さんは、核心に迫ります。
「あいつは……役者としては悪くない素材だ。ただ、今回みたいな芝居はできねぇタイプかもしれねぇ」
新メンバー含めて、もっと春組としてまとまれ。
春組たちは、本当の意味でアイコンタクトができていませんでした。
「千景さん、お芝居のときこっちを見てはくれるんですけど、本当の意味では見てくれていない気がするっていうか……」
「うまく言えないんですけど……人形とお芝居しているような気持ちになることがあるんです」
咲也は、稽古中に感じたことを、監督さんに相談します。
「あの!今夜、春組メンバー全員で、舞台の上で寝てみませんか!?」
ヒントを得た咲也は、みんなに提案します。
旗揚げ公演のときのアレ。
自分たちが演技するキラキラとした舞台で、一緒に語り合ったり、眠ったり。
新メンバーとの絆を深めるため、千景にも提案します。
「わかったよ。俺も参加させてもらおう」
一点の曇りもない笑顔で、千景は参加を表明します。
枕と布団をもって劇場に集合するのは、今夜10時。
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真澄の過去が開花した2部
A3の感動をそのまま伝えられるようにまとめてみました。
重要なセリフはそのまま引用しているので、心にグサッと突き刺さる名言もありましたね。
イケメン役者が私の生きるエネルギーです。
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