最高級の王子シトロン【A3】春ヶ丘Quartet!ネタバレ感想

春ヶ丘Quartet

出典 A3 / 公式ツイッターより。

ぼっち充です。

春組第六回公演は、音楽モノ!

隠れハイスペックのシトロンが、主演を務めます。

 

王子が奏でるヴァイオリンの音は、必見!

ザフラ国が生みだした怪物、その実力とは……。

 

イベント『春ヶ丘Quartet』ネタバレ感想です。

1~3話をまとめました。

 

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『春ヶ丘Quartet』ネタバレ感想

ストーリーのあらすじ

春組第六回公演は、シトロンのリクエストもあり、学園カルテットに決定!

主演はシトロン、準主演は真澄で配役が決まった。

 

ヴァイオリン経験者のシトロンは真澄に講師を買って出るが独学でやると意地を張り、一人で練習を初めてしまう真澄。

そんな時、ザフラ王国からタンジェリンとミカがシトロンを訪ねて突然MANKAI寮へやってきた。

 

シトロンは国へ帰るように言うが、タンジェリンは絶対に帰らないと聞き入れず……。

しばしの間、寮に泊まらせることに。

 

しかし、シトロンは徹底してタンジェリンに冷たく接していて……。

出典 A3 / ストーリー概要より。

 

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第1話

ポイント!

  • 春組第六回公演の主演は、シトロンに決まる。

 

ーー回想、ザフラ王国にてーー

シトロン
……ーー
タンジェリン
《……兄さまはヴァイオリンを弾いている時、とても幸せそうなお顔をしますね》
シトロン
《ヴァイオリンを弾いていると、心が和むのだ》
タンジェリン
《私も兄さまのヴァイオリンの温かな音色を聴いていると、心が安らぎます》
シトロン
《それなら弾いている甲斐があるな》
タンジェリン
《兄さまは将来ヴァイオリン弾きになるのですか?》
シトロン
ーー
タンジェリン
《兄さま?》
シトロン
《私の未来は生まれた時から定められているんだよ》
タンジェリン
《……?》
シトロン
《お前にはまだ難しい話だったな》
タンジェリン
《兄さま、悲しいお顔をしています》
シトロン
《なんでもないよ。心配してくれてありがとう》
タンジェリン
《ーー兄さま、先ほどの曲をもう一度弾いてくださいませ》
シトロン
《気に入ったのか?》
タンジェリン
《はい。素敵なメロディですね》
シトロン
《ああ。しかし、あれがすべてのメロディではないんだよ。この曲は1本のヴァイオリンでは完成しない曲なんだ》

 

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【商店街】

監督さん
あ、あんこ買ったっけ?
大丈夫っす
監督さん
よかった。シトロンくんに頼まれてたんだ
監督さん
この前の冬組第五回公演を観て、和菓子に興味持ったから、臣くんに作ってもらうんだって
伏見さん、なんでも作れますよね
監督さん
すごいよね
監督さん
そういえば、そろそろ春組第六回公演のこと考えないとね。順当に行くと、次の公演の主演はシトロンくんかな
っすね
監督さん
どんな役が似合うかな。平凡な設定よりも、やっぱり少し非凡な役が似合いそうだけど
ナイラン公演のアーサー王とか似合ってましたしね
監督さん
うんうん。気品のある雰囲気が活かせるといいよね。本人にも聞いてみようか
あの人、無茶苦茶なリクエスト多そうだから苦労しそうっす
監督さん
でも、聞いてあげるつもりなんだ
それは、まあ……シトロンさんの主演は、シトロンさんが本当になりたかったものにしてあげたいなって
監督さん
そっか……そうだよね
監督さん
シトロンくんは、ずっと王になるって決められて生きてきたんだもんね
芝居に夢中になったのも、王様以外のものになれるからだと思うんすよね
監督さん
どんなリクエストするのか、楽しみだね
俺の書ける範囲の話だといいんすけど
監督さん
今の綴くんならなんでも大丈夫だよ!うちの看板脚本家だもん!
無駄にプレッシャーっす

 

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【中庭】

ガイ
《シトロニア、茶が入ったぞ》
シトロン
《懐かしい匂いだな》
ガイ
《ちょうどザフラから茶葉が届いた》
シトロン
《向こうは変わりないか?》
ガイ
《最近は叙勲式の準備で忙しいらしい》
シトロン
《もうそんな時期か……》
ガイ
《タンジェリン王子が初めての叙勲式の訓練で、苦戦しているようだ》
シトロン
《ああ……あれはやることも多いからな》
ガイ
《シトロニアの時のことを思い出すな》
シトロン
《私は初めての式典から完璧にこなしていたが》
ガイ
《演奏でミスをしていただろう。練習では完璧だったがな》
シトロン
《あんな些細なミス、気づいていたのはお前くらいだ。まったく、変なところで目ざとい》
シトロン
《しかし、叙勲式は覚えることも多いが、王宮楽隊との演奏もネックになりそうだな》
ガイ
《タンジェリン王子もヴァイオリンは習っていたが、そこまで本格的にやっていたわけではないだろうしな》
シトロン
《私も父の代理で何度か演奏したが、毎回緊張したものだ》
ガイ
《懐かしいな。久しぶりにシトロニアのヴァイオリンが聴きたくなった》
シトロン
《こちらに来てからは一切ヴァイオリンに触っていないな……もう弾けないかもしれない》
ガイ
《それは残念だ。専属講師も絶賛する腕前だったのに》
シトロン
《……そういえば、いつかタンジェリンに『ヴァイオリン弾きになるのか』と聞かれたことがある》
シトロン
《タンジェリンが今よりもずっと幼い頃だ》
ガイ
《無邪気なものだな》
シトロン
《……ああ》
ガイ
《昔のタンジェリン王子はシトロニアにべったりだったが、今は立派に成長した。きっと叙勲式もきちんと役目を果たすだろう》
シトロン
《そうだな……》
ーーシトロンさん、ちょっといいっすか
シトロン
ツヅル、どうしたネ?は!もしかして、シトルンの出演依頼が入ったネ!?
そんなわけないでしょ!
そっちじゃなくて、次回の春組公演のことなんすけど、シトロンさんを主演にしたいって監督とも話してて
シトロン
オー、とうとうナンをチンしてワタシの出番ネ!?
おいしそうっすけど、満を持して、っすね
で、脚本のテーマとかなんかリクエストないっすか。やってみたい役とか
シトロン
うーん、そうネ……
子供の頃でも、王様以外になりかったものとか、なかったんすか?
シトロン
物心ついた頃から王になると教え込まれていたからネ。考えたこともなかったヨ
シトロン
ツヅルとコメディアンにはなれたしネ……
なってないでしょ
ガイ
俺もシトロニアからなりたいものなど、聞いたことがないな
やりたいこととかでもいいっすけど
シトロン
……ヴァイオリン弾き
え?
シトロン
ヴァイオリンが弾きたいヨ!
ヴァイオリン???
シトロン
《……そういえば、今の私に、なれないものはないのだった》
ガイ
《そうだな》

 

ちょこっと感想!

ヴァイオリンが生んだ王であるぞ。

希少価値MAX☆高貴なシトロン。

発見したら、このブログまで。

 

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第2話

ポイント!

  • シトロンによる、生ヴァイオリンの演奏会。

 

【稽古場】

監督さん
次の春組第六回公演のことなんだけど、シトロンくん主演ということでいいかな?
咲也
はい!今まで主演やってないのはシトロンさんだけですよね
順当でいいんじゃない
千景
これで全員主演やることになるわけだ
監督さん
そうなんです。なんだか感慨深いですよね
で、シトロンさんの希望で、ヴァイオリンを弾く役にしたいと思ってます
ヴァイオリン?今までにない題材だな
真澄
舞台で弾くってこと?
監督さん
お芝居だから必ずしもその必要はないけど……
シトロン
ワタシは毎年ザフラの式典で弾いてたヨ!
監督さん
え、そうなの!?すごい!
さすが隠れハイスペック
真澄
ヴァイオリンくらい、俺だって……
咲也
シトロンさんのヴァイオリン、聴いてみたいです!
シトロン
こっちに来てからは全然弾いてないから、弾けるかわからないネ~
千景
そもそもヴァイオリン自体ないんじゃないか
たしかに……
支配人
ありまーす!
監督さん
え?
支配人
昔、初代がオーケストラものの公演をしたときに揃えた楽器があります!
支配人
本物なので、音もちゃんと出ますよ!
へ~、さすが初代は羽振りがいい
千景
うちはヤクザが財布の紐握ってるからな
支配人
今、持ってきますから、ちょっと待っててくださいね!

 

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監督さん
本当だ。ちゃんとしたヴァイオリンだ
シトロン
《……弦は錆びだらけだし、弓の毛も伸びてる。でも割れも剝がれもないから、鳴りそうだ》
咲也
え?なんて?
千景
割れたり剥がれたりしてないから、鳴りそうだって
シトロン
……
調弦?
千景
楽器を構える姿もそれっぽいね
咲也
なんかかっこいいです!
シトロン
……こんなものかな
シトロン
ーー♪
監督さん
おお~、鳴ってる!
咲也
生のヴァイオリンの音ってこんな音なんですね
っていうか、この曲、なんか聴いたことあるようなーー
真澄
ずーいずーい……
ずっころばーし、ごまみーそずい……
それだ!
監督さん
なんでわざわざヴァイオリンでその曲!?
それっぽく弾くから、感動しかけたじゃないっすか!
真澄
本当に弾けんの?
シトロン
今のは冗談ネー!てへぺろ。ちゃんとこういう曲も弾けるヨ
シトロン
……♪
監督さん
わあ……!
シトロン
《やっぱり、前のようには指が動かないか……》
シトロン
こんな感じネ~
咲也
シトロンさん、すごいです!
本当に黙ってればモテそうっすよね
マジ王子
監督さん
シトロンくん、すごく素敵だったよ!
真澄
俺だってあれくらい……
真澄
ーーヴァイオリン、貸せ
シトロン
オー、ドーナツされたネ~
千景
強奪?
真澄
ーー♪
咲也
音が出た!
監督さん
すごいね、真澄くん。初めてなんでしょ?
真澄
ーーっ
まあまあ、ムキになるなって
初めて触って音が出せたんだから十分だろ
真澄
うるさい!俺も次の公演でヴァイオリン弾く。あれくらい弾けるようになる
監督さん
えええ!?
咲也
二人のヴァイオリン弾き?
千景
どういう話だ。対決ものとか?
ヴァイオリンで?
ヴァイオリン武器にして戦う新しい戦隊ものか
そういうの、ありそうっすけど!春組っぽくないでしょ!
監督さん
音大とか、音楽学校が舞台なら、楽器がいっぱい出てきてもおかしくないかも
真澄
ヴァイオリンが弾けるならなんでもいい
監督さん
綴くん、なんとかなりそう?
あー、まあ、さっきの曲でインスピレーション湧いたんで、大丈夫そうっす
監督さん
あの曲、すごくキレイだったよね
劇中にも入れたいっすね
シトロン
でも、あれは1本のヴァイオリンだけだと不完全な曲ネ
咲也
え?どういうことですか?
支配人
あ、もしかして、デュオかカルテットの曲ですか?
シトロン
ピンポンダヨ。モーツァルトの弦楽四重奏曲ネ
へ~

 

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支配人
そうだ、お話もカルテットにしたらどうでしょう!
支配人
ヴァイオリンが二本、ヴィオラ、チェロの構成なので、人数的にもちょうどいいんじゃないですかね!
めずらしく支配人が冴えてる……
しかも、めずらしくまともなことを言ってる……
支配人
私の評価そんなに低いんですか……!?
支配人
音楽については私に任せてください!楽器も一通り弾けますから!
監督さん
めずらしく支配人が万能っぽくて怪しい……
なんか罠がありそう……
バッドエンドフラグか
千景
公演初日に支配人が楽器全壊させる流れだな
絶対それだ
支配人
皆さん、さっきからひどいです……!
シトロン
みんな、心配ないヨ。楽器が割れてなかったのは、きっとイスケの管理のおかげネ~
監督さん
そうなんですか?
支配人
え?えーと、まあ、その楽器は昨日偶然倉庫で見つけたんですけどね……それまで存在も忘れてたっていうか
全然ダメじゃないっすか!
監督さん
どう考えても任せられない……
支配人
でも!弾けるのは本当です!
監督さん
じゃあ、他にツテもないし、演奏指導は支配人にお願いしようかな……?
支配人
お任せあれ!
千景
っていっても、本番までにあの曲を弾けるようになるのは難しいんじゃない
監督さん
そうですね。基本は録音の音源流して当て振りがいいと思います
シトロン
ワタシも教えられるヨ
監督さん
じゃあ、シトロンくん真澄くんをーー
真澄
俺は独学でいい
真澄
俺のヴァイオリンで、アンタを惚れ直させる
監督さん
え?ちょ、ちょっと真澄くんーー
咲也
行っちゃった……
ヴァイオリンじゃなくて芝居がメインってわかってるのか、あいつ
妙な方向にやる気出しちゃったな
監督さん
と、とりあえず、次回公演についてはそんな感じで、綴くんよろしくね
了解っす

 

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監督さん
それじゃあ、今日のミーティングはこれで終わりにしよっか
咲也
おつかれさまでした!
シトロン
おつカレ~ネ
千景
お疲れ
おつっす
……あ、綴
俺楽器NGで
え?なんでーー
お前、舞台上で楽器を持ちながら怪しい踊りを踊る俺を見たいのか
……了解っす
シトロン
……
シトロンさん、どうしたんすか
シトロン
ケースにしまう前に、ちゃんと楽器の松脂拭いておくの大事ネ~
松脂って、この白い粉っすか
シトロン
そうネ。これを弓につけないと、音が出ないヨ
へえ~、なるほど
そういえば、さっきの曲、なんて曲なんですか?
シトロン
ーーダヨ
え……あー、だから弾いたんですか
シトロン
そういうことネ

 

 

 

【ザフラ国】

タンジェリン
……
タンジェリン
《兄さまが抜け出したのは、たしか、このルート……》
タンジェリン
《兄さま……》
ミカ
そこにいるのは誰だーー!
タンジェリン
!!
ミカ
《タンジェリン様!?》
タンジェリン
《ミカーー》
ミカ
《こんな夜更けにどうなさったんですかーー》
タンジェリン
《ーーお前もついてこい!命令だ!》
ミカ
《え!?お、お待ちくださいーー!》

 

ちょこっと感想!

稽古場、覗き込めば。

エクスタシーなヴァイオリンの音色。

観察していくほどに、素敵なA3。

 

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第3話

ポイント!

  • タンジェリン&ミカが、シトロンを訪ねてくる。

 

【稽古場】

監督さん
それじゃあ、今日の稽古はーー
監督、脚本できました
監督さん
え!?ど、どうしたの、綴くん!?
え?どうしたのって、何が……
大丈夫か、綴。なんか壊れてるんじゃないか
千景
いつもと違うな
咲也
綴くん、体調が悪いなら、無理せず座っててください!
いや、別にーー
シトロン
さてはツヅルのニセモノネ!正体を現すヨ!
何の話っすか!
監督さん
脚本が書きあがって倒れない綴くんなんて、今まで見たことないよ
真澄
脚本が書きあがったタイミングで、ベッドに投げ込んどいた
咲也
真澄くんが!?
GJ
千景
賢明だな
監督さん
真澄くん、綴くんの扱いをマスターしたね……!
シトロン
マスミ、ツヅル検定準1級ネ……ワタシも次受けるヨ!
そんな検定ないっす
とにかく俺のことはいいから、読んでみてください
監督さん
そうだね!

 

監督さん
……
監督さん
今回は音楽学校を舞台にしたお話だ
監督さん
皇帝と呼ばれた天才ヴァイオリニストが、カルテットを組んだ仲間との交流を通して成長するヒューマンストーリー……
一応1stヴァイオリンがシトロンさん、2ndヴァイオリンが真澄で、真澄を準主演って形で考えました
学園モノなんで、他のカルテットメンバーは咲也と俺にして、至さんと千景さんには担任教師と講師役をやってもらおうかと
咲也
俺がチェロですね!
そうそう、で、俺がヴィオラ
千景
この歳で高校生役は回避か
先輩の学生服姿とかちょっと見たかったですけどね。何浪してんだよみたいな学生
千景
そのときはお前も道連れだけど
真澄
俺も1stやる
いや、1st一人だけだから!
シトロン
主演の座は渡さないネ~
真澄
……
監督さん
綴くん、今回の脚本もすごく面白いね
あざっす
監督さん
さっそく次の稽古から読み合わせを始めよう!
咲也
はい!

 

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監督さん
ひとまず今日は支配人に楽器を用意してもらったから、楽器に慣れることから始めてみようか
支配人
皆さん、全部弦を張り替えて準備しときましたよ~
お~、こうやって並んでるのを見ると壮観
咲也
わあ、チェロって大きいですね~!
ヴィオラも結構デカいんですね
監督さん
ヴァイオリンより一回りくらい大きいのかな?
支配人
ヴィオラの大きさはヴァイオリンと違って個体差があるんですけど、これは大きい方ですね~
真澄
……♪
監督さん
真澄くん、もうそんなに弾けるようになったの?
支配人
音程もしっかりしてきましたね
シトロン
主演の座が危ういネ……靴に画びょう入れるヨ……
そんなことしなくても、シトロンさんの主演は変わらないから!
監督さん
でも、この調子なら本当に公演までに弾けるようになるかも……
一応、シトロンさんだけが舞台の上で生演奏してもらおうかと思ってたんすけど
真澄
俺も弾く。コイツには負けない
だから、そんなところで張り合うなって……
千景
最終的にヴァイオリンで殴り合うのか
ヴァイオリンからビーム出すとかもアリ
そういう話じゃないんで!
シトロン
生で弾くなら、ちゃんとプロに調整してもらった方がいいネ
支配人
そうですね。誰かお願いできる人捜してみます
ガイ
ーー稽古中にすまない。シトロニア、いるか
監督さん
あれ?ガイさん?
シトロン
どうしたネ
ガイ
緊急事態だ
ガイ
月岡と庭の手入れをしていて気づかなかったんだが、もうすぐそこまで来ているらしい
シトロン
来てるって、誰がーー
支配人
はいはーい
ガイ
来た
監督さん
???
咲也
とにかく、行ってみましょうか
シトロン
そうだネ

 

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【玄関】

タンジェリン
《ーー兄さま!》
シトロン
ーー
ミカ
《突然の訪問をお許しください。シトロニア様》
監督さん
タンジェリン王子に、ミカさん!?

 

 

【リビング】

シトロン
《……それで、どういうことなんだ?今は叙勲式の準備で忙しいと聞いていたが》
タンジェリン
……
シトロン
《皇太子としての初の大仕事となる叙勲式がどれだけ大事なものかわかっていて、ここに来たのか?》
タンジェリン
……
シトロン
《厳しい訓練が嫌になって逃げだしてきた、なんて言い訳はもう通用しないのだぞ》
タンジェリン
……ーー
シトロン
《タンジェリン、黙っていては分からないだろう》
ミカ
《私も悪いのです……!タンジェリン様のお気持ちをお察しすることができませんでした》
タンジェリン
……
シトロン
……はあ
支配人
シトロンくん!ヴァイオリン職人さんが見つかりましたよ!
監督さん
支配人、今それどころじゃーー
タンジェリン
《ーーヴァイオリン?兄さま、ヴァイオリンを弾かれるのですか!?》
タンジェリン
《私は、兄さまのヴァイオリンをもう一度ーー》
シトロン
《タンジェリン。今はそんな話をしている時ではない。これはお前に関わりのない話だ》
タンジェリン
ーー
シトロン
《王宮の者たちも困っているだろう。すぐに帰るんだ》
タンジェリン
《ーー嫌です》
シトロン
《タンジェリン……》
タンジェリン
《絶対に帰りません!》
シトロン
《……それなら、勝手にするといい》
タンジェリン
《兄さまーー》
咲也
え、シトロンさん?
監督さん
どうなったんだろう?
なんか話が決裂したみたいだけど
千景
シトロンが帰れって言うのをタンジェリン王子が突っぱねた
なる
タンジェリン
……
監督さん
どちらにしろ今日はもう遅いし、もしよければ二人とも寮に泊まっていってください
タンジェリン
……ありがとうダヨ。かたづかないネ
監督さん
え?
……かたじけない、だな
ガイ
《ミカも今夜は泊まっていくといい》
ミカ
《申し訳ございません》
監督さん
ミカさんの部屋は、ザフラ語がわかるガイさんたちの部屋がいいかな?
ガイ
そうだな
監督さん
タンジェリン王子はどうしよう?
咲也
オレとシトロンさんの部屋に泊まったらどうでしょう?
タンジェリン
ーーきっと、兄さまはいいって言わないネ
咲也
タンジェリン王子……
監督さん
だったら、ザフラ語のわかる千景さんの部屋とか?
千景
こいつが夜通しゲームしてるから、教育上よくない
否定はしない
監督さん
うーん、じゃあ、あとは……
タンジェリン
……
俺たちの部屋に来ないか?ザフラ語はわかんないけど、簡単な意思疎通はできるし
タンジェリン
え?泊まってもいいネ?
真澄
やだ
いいだろ。シトロンさんの弟なら俺たちの弟みたいなものなんだから
真澄
弟なんていらない。一人っ子でいい
初めて下の子が生まれるときの幼児みたいな反応すんな
監督さん
真澄くん、タンジェリン王子も心細いだろうし、色々教えてあげて。みんな家族みたいなものでしょ?
真澄
わかった
即答かよ
監督さん
後でお布団持って行くからよろしくね
真澄
俺に任せて
本当、監督にだけは素直だよな……

 

ちょこっと感想!

俺たちの部屋に来ないか?

綴の決めセリフに、胸キュン。

アドレナリンが垂れ流しやわー。

 

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春組第六回公演は、キレイだぁ~!

お慕い申し上げます。

ザフラ国、王子よ。

 

アナタは、本当にプリンスだったのですね。

酷く残念なキャラ設定なので、それも”偽り”なのかと。

そう思っておりました。

 

アナタ様のお心は、曇りなき青空のように。

美しい、キレイだぁ~♡

(※【芸人レインボー】みゆきネタ風に)

 

▼続きのネタバレはこちら。

春組の最強お兄さんズ【A3】春ヶ丘Quartet!ネタバレ感想

 

▼A3特集はこちら。

【祝☆2周年】ぼっちを満開に咲かせて

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