日本人は真面目で勤勉とよく耳にします。
一所懸命に物事に取り組むことは良いことですが、
真面目で責任が強い人ほど、うつ病になりやすいです。
うつ病は、神経やホルモンなどに影響を及ぼし、こころだけではなく、からだにも不調を及ぼします。
それでもまだ他人事と思っているかも知れませんが、
ある調査では、16人に1人が、生涯にうつ病を経験しているというデータもあります。
このように、私たちの心はとてもデリケートなのです。
私も実際に「うつ病」と診断されました。
今回はうつ病の体験談から、うつ病の初期症状について説明します。
「まだ大丈夫・・・」と思わないで、
うつ病にはどういう症状があるのか、一緒にみていきましょう
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うつの症状は「こころ」と「からだ」の2つに分けられる
うつの症状は、非常に複雑であり、その症状を特定することは難しいです。
なぜなら「こころ」と「からだ」の両方に不調が現れるからです。
まずはそれぞれの不調について詳しくみていきます。
2週間以上、複数の症状が継続的に続くようなら要注意です。
うつのこころに現れる症状4つ
自己否定
「自分だけがこんな目にあって、誰もわかってくれない」
と物事を極端に否定的に考えるようになります。
これは睡眠障害などで、脳にストレスが貯まり、正常な判断ができなくなっているからです。
不安・焦燥
この症状は特に高齢者に多いといわれています。
何かに関して不安を感じることは、だれにもあるものですが、
それが過度に現れます。
意欲の低下
日常生活に支障をきたすほど、意欲が低下する場合があります。
「歯を磨く」
「お風呂に入る」
など毎日当たり前にやっていたことが、おっくうに感じるようになります。
仕事においても生産性が下がります。
集中力の低下
脳のエネルギー不足により、集中力が続かなくなったり、忘れっぽくなったりします。
今まで普通にこなせていたことができなくなり、時間がかかるようになります。
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うつのからだに現れる症状4つ
睡眠障害
睡眠障害はうつの90%の方が発症します。
具体的には不眠や過眠になります。
私の場合は睡眠薬を服用しても、寝られない程の強い不安に襲われました。
食欲の減退
逆の症状が現れることもあります。つまり過食です。
また「おいしい」と感じられないほど、食べることが苦痛になってしまうこともあります。
疲労感や倦怠感
座っているだけでもからだが疲れてしまい、体力を消耗します。
また倦怠感で、些細な日常動作すらも、めんどくさいと感じてしまいます。
動機や息苦しさ
これは自律神経が乱れることが原因で現れます。
何もしていないのに、胸に圧迫感があり、動機が起きるようになります。
うつになった時の対処法は頑張らないこと
うつにも症状の重さがあり、重症化してから「うつ病」と気づくケースも多いです。
私の場合は、専門学校の時にストーカー被害に遭ってから、不眠や胸の動悸などが症状として現れました。
今思えば、それがうつ病の初期症状だったのでしょう。
ただ、友達や親に心配をかけたくないと思うあまり
誰にも相談することができませんでした。
多少の不調に目をつぶって、体調が悪いまま専門学校を卒業し、そのまま正社員として働きました。
そして睡眠薬を飲みながら、毎日かろうじて出社して、仕事を頑張っていました。
どんなに体調が悪くても、一日も休まず、一分も遅刻せずに。
それが容体を悪化させ、ある日ベットから起きられなくなりました。
容体を悪化させない方法は一つです。
頑張りすぎないことです。
うつ病になるくらい真面目なので、何事にも手を抜くくらいがちょうど良いのです。
体調が悪いときは、しっかり休んでください。
あなたのココロは、精一杯の声でSOSを伝えています。
その声に気づかず、本質となるストレスにも目を背け続けたら、いつかは壊れます。
車だってアクセル全開で走れ続ければ、いずれガソリンは切れてしまいます。
ココロも同じです。
頑張りすぎず、適度に休息を与えながら、ゆっくりゆっくりと進めば良いのです。