【性同一性障害】もう死にたい!自分の顔が嫌いで整形外科に行った話

自分の顔が嫌いなので、写真は苦手

ぼっち充です。

私は、性同一性障害。

男性として生まれたけど、心は女性です。

 

小さい頃、成長期を迎えて。

男性に近づいていく、自分の顔や身体。

それが本当に大嫌いで、死にたいと思う日々でした。

 

顔面コンプレックスを克服するため。

私は、17歳の時に整形外科に行きました。

アルバイトで貯めた、数百万円を握りしめて。

 

そんな私が、顔面コンプレックスを克服できたワケを話します。

 

スポンサーリンク

 

自分の顔が嫌いすぎて死にたい

私は、誰かに写真を撮られるのが苦手です。

なぜなら、自分の顔が嫌いだから。

大人になった今でも、写真には抵抗があります。

 

いつから、自分の顔を好きになれなくなったのか。

自覚をしたのは、小学4年生くらい。

性同一性障害と気付いた時から。

 

男性として生まれた私。

でも、心は女性。

当時は誰にも相談できず、本当に辛い日々でした。

 

男に生まれた境遇も。

男として見られる顔も。

男になっていく身体も。

その全てが嫌いで、自分のことを醜いと思ってしょうがなかった。

 

女性として生きたいのに。

時は残酷で、成長期というのが私に起こります。

私の身体は、男性へと近づいていく。

 

それが本当に酷だった。

自分の「性」を意識し始めた、10歳くらい。

私は、完全に絶望しました。

 

自分の顔も嫌いだけど。

それ以上に、男性として生まれた身体の隅々にまで激しい嫌悪感。

この世に生を受けたことすら、私には憎かった。

 

「女になりたい」

その言葉を口にしても、周りの大人は真に受けてくれないと思ったし。

助けてなんてくれないから。

 

誰にも言えず、自分の胸の中で葛藤して。

痛い思いをして、性転換なんてしたくないし。

正直、どうやって死のうかと考える日々でした。

 

スポンサーリンク

バイト代を握りしめて、整形外科に行った話

性同一性障害と自覚してからは、地獄のような毎日が私を襲います。

まず、男性として生まれたこの身体が嫌いなんですよ。

顔コンプレックス以前の問題だからね。

 

「嫌い」という感情が強すぎて。

自分のことを、世界で一番ブサイクな人だと思ってました。

冗談抜きで。

 

当時は、誰に何を言われても。

自分の顔なんて絶対に好きになれないし。

家族にも見せられない程だと、本気で信じてたから。

 

小学校、中学校、高校。

進学して年を重ねても、自分の顔が嫌いなのは変わらないし。

本当に死にたかった。

 

それでも、死ねなくて。

美容整形や性転換費用を稼ぐために、高校からアルバイト。

死ぬ気で稼いで、在学中に300万円は貯めました。

 

母親に泣きついて、自分のお金で整形したいと告白。

もちろん反対されたけど。

「それなら今ここで死ぬ」と、私が声を荒げて無理やり納得させました。

 

母親と一緒に向かったのは、大塚美容形成外科。

当時、ビューティーコロシアムで有名だったので。

 

17歳の時にカウンセリングに行って、担当してくれた先生に話したの。

目と鼻と骨と肌も、全部整形したいですって。

 

そこで、言われたのね。

「特に整形する必要はないですよ」って。

医師からの客観的な意見に、当時の私は納得できなかった。

 

結局、未成年ということもあり。

親にも反対され、整形手術はできず。

 

でもね、その日を境に。

私の価値観は、少しずつ変わっていきました。

 

親や医師が「整形は不要」って言うのなら。

私は醜い顔じゃないのかなって、思えました。

 

スポンサーリンク

顔面恐怖症を克服できたワケ

自分の顔が嫌いで、整形外科に行ったけれど。

手術はせずに、今日まで生きてます。

 

当時は、性同一性障害で病んでいたので。

思い込みが強く、世界で一番ブサイクと本気で思ってました。

 

大人になった今。

あの時、整形しなくて良かったと思えます。

顔をいじらなくても、私のことを褒めてくれる家族や友達が周りにいるから。

 

▼こちらの記事もオススメです。

【ザ・ノンフィクション】女芸人に謝れ!整形シンデレラ2019感想<前編>

 

▼LGBT特集はこちら。

性転換ぼっちの憂鬱

スポンサーリンク