家にうんこの嵐が吹き荒れました。
桃鉄のとびちりカードを使われ、トイレがうんこまみれ。
カードを使った犯人は、介護手前の祖父母です。
「介護疲れってこういうことなんだ」
行き過ぎたうんこを眺めて思った、孫の悲痛な叫びを正直に書きました。
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桃鉄とびちりカードを使われました
冬のお正月は、やっぱり桃鉄!
国民的ボードゲームの桃太郎電鉄は、家族で盛り上がりますよね。
2018年、夏、家のトイレで事件は起きました。
キングボンビーより恐ろしい『とびちりカード』をリアルで使われてしまいました。
ランダムにうんこを落とす、桃鉄の便利カードです。
プレイヤーを妨害するうんこは、ゲームでは大活躍。
もし実写で使う場合、これ以上にないくらい相手の心を殺すことができます。
事の発端を説明しますね。
家でトイレに入ろうとしたら、一面がうんこまみれの状態で放置されていました。
床、壁、全てにうんこが飛び散り、『惨劇』という表現がしっくりきます。
とびちりカードを使用した形跡があるにも関わらず、ほーー放置だと……!?
この文章では、私が受けたストレスは表現できていません。
次は『ゼルダの伝説/ムジュラの仮面』を例にします。
大好きなホラーチックなゼルダ!
幼少期にプレイした名作ゲームです。
ストーリーは『あと三日で月が落ち、すべてが終わる世界』でしたね。
このゲームをうんこに例えます。
『あと三日で巨大なうんこが落ち、世界中がうんこで終わる世界』
これで少しは伝わりますよね!?
クソまみれの世界なんて、超絶BADエンド。
この巨大なうんこが、三日間の前触れもなく……突然トイレに落ちてきました。
想像するだけでオエオエオー!
うんこまみれのトイレを目撃した私は、吐き気が止まりませんでした。
とびちりカードを使ったのは、介護手前の祖父母
なぜ、我が家のトイレはこうなってしまったのでしょうか。
この『なぜ』というのは、どうしてうんこまみれにならなくちゃいけないのかーーという意味です。
犯人候補は二人です。
- 酒に溺れて何も覚えていない『祖父』
- 物忘れがひどい認知症の『祖母』
どちらに聞いても「覚えていない」の一点張り。
醜い罪のなすりつけ合いです。
それはそうですよね。
トイレをうんこまみれにした自覚があるなら、その現場を『放置』しません。
犯人は『無意識』
無意識にトイレをうんこで汚しているのです。
だからこそ、そのトイレを放置した挙句……すやすやと何事もなかったかのように寝ると。
こんなにタチが悪いは犯人は、初めてです。
未だかつて、こんなに怒りが煮えくり返ったことはありません。
身内でも一発アウト!
この怒りを例えてみます。
アナタは新築の家を建てました。
ローンを40年で組んで、念願のマイホームです。
そこに遊びやってきたのは、祖父母。
お茶を出して、他愛もない会話をして帰っていきました。
ホッと一息ついて、トイレの扉を開けたら『うんこまみれ』
犯人は逃走中。
悪意がない犯人に、どう対応すればいいのしょうかね。
これくらいショックな出来事です。
嬉しかったこと悲しかったことをすべてを忘れて、頭の中にあるのは『うんこ』だけ。
もうね、笑顔がうんこになるくらい、心はズタズタです。
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リアルのうんこは、人を狂わす魔物
幸いなことに、まだ祖父母は要介護ではありません。
週に1回、介護予防のためデイサービスに行っているくらい。
それでも、年々に症状が悪化しています。
焼き鳥を勝手に300本注文したり……
手押し車がないと歩けないくらい足腰もヨワヨワ。
もっと症状が悪化すれば、誰かが面倒をみることになります。
残念なことに我が家には貯金がありませんので、施設に預けることもムリゲー。
親が直面するかもしれない『介護疲れ』を想像すると、心がいたたまれません。
テレビで「介護疲れの末に殺してしまう」なんて事件がありますよね。
ああー他人事だなと思っていたはずなのに、なんだか少し気持ちがわかるような気がします。
自分がハッピーじゃないと、誰かにハッピーを届けられません。
事情があって自宅で面倒をみているのに、毎日うんこまみれにされて。
悪意もなく、そんな事件を起こしたことも忘れて、また同じことの繰り返し。
「この人が死ぬまで一生続くのか」と思うと、自分の幸せなんて考えられないですよね。
それくらい追い込まれて、誰にも相談できなくて……。
正常だった自分がいつの間にかおかしくなって、親を殺してしまう。
ゲームのうんこは、盛り上がります。
ただ、リアルのうんこは、人を狂わす魔物です。
在宅介護の過酷さを知りました
どこか他人事と思っていた『介護』という問題を、うんこを通して伝えてきました。
まだ介護もしていないのに、『介護疲れ』という言葉が胸に重く響きましたね。
数年前までは元気だった祖父母。
それなのに、今ではこうしてトイレを汚しています。
元気な姿を知っているだけに本当にショックで、関わりたくないと思うくらい近寄りたくもありません。
私が見た光景は、『介護』という問題の氷山の一角。
これから、どう祖父母に向き合っていけばいいのしょうかね。