【性同一性障害】LGBTでうつ病の私が生きることに絶望した理由

性同一性障害とうつ病

私は、LGBTです。

性同一性障害と診断され、性転換手術をしました。

未成年のときに。

 

その後、男性から女性に戸籍を変更。

ゲームプログラマーとして働いていましたが、うつ病と診断され退職しました。

 

トランスジェンダーは、なぜ心を病む人が多いのか。

実体験を通して、うつ病になった理由を説明します。

 

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性同一性障害はうつ病になりやすい

ホルモンバランスが崩れる中年期になりやすい、更年期障害。

「若いからまだ大丈夫!」と、思う人もいることでしょう。

ただ、性同一性障害にとっては深刻です。

 

体と心の性別が一致しないのが、トランスジェンダー。

私のように、手術をして戸籍を変える人もいます。

 

性別を変えることは、問題の山積みで。

ホルモン療法などをする必要があります。

 

男性から女性になりたい場合は、女性ホルモンを注射。

基本的には、死ぬまでずっとホルモン療法が続きます。

 

もし性転換手術をしても、子宮とかないので。

身体で女性ホルモンが作られません。

男性ホルモンも作られないので、どっちつかずの最悪な更年期障害が永久に続くことに。

 

中年以降に起きる更年期障害とは、比較になりませんよ。

手術の影響でホルモンバランスが崩れまくっているので。

だからこそ、性同一性障害はうつ病になる方がとても多いです。

 

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精神が不安定になりがち!ホルモン療法

男性から女性になった私。

戸籍が変わっても、ずっとホルモン注射をする必要があります。

両方のホルモンが欠落している、更年期障害だから。

 

ただ、ホルモン療法は筋肉注射で痛いんですよ。

死ぬまで定期的にブスッと刺されるのは、嫌。

 

しかも……。

注射をする度に筋肉が硬くなって、徐々に針が入らづらくなります。

年月が経つにつれて、注射の痛みをより感じるわけ。

 

また、痛いだけじゃなくて、具合も悪くなります。

インフルエンザの病み上がりぐらい、身体がだるくなったり。

 

飲み薬もありますが、注射に比べて副作用が強かったりします。

臓器に負担がかかって、違う病気になるかもしれない。

 

注射や錠剤、どっちにしろデメリットもあるわけですが……。

生きてる間ずっと未来永劫ホルモン療法をするのは、苦痛。

健康診断の注射すらボイコットするレベルで、痛いのは嫌です。

 

だから、私はホルモン療法をしていません。

正確に言えば、高校3年の時に少しだけ女性ホルモン注射を打ったくらい。

(※性転換手術の必須条件だから)

 

女性ホルモンが多そうな食べ物。

それを積極的に食べればいいかなー、と。

 

途方もない更年期障害が一生続くかもしれない。

でも、それ以上に注射は無理。

 

医師も反対していましたが、私は病院に行きません。

行ったら最後、筋肉注射なので。

全ては自己責任の元、ホルモン療法を止めました。

ホルモン注射を止めた結果

女性ホルモンの投与を止めて、5年以上は経過しています。

まず見た目、ほぼ変化なし。

元男性ということはバレずに生活できてます。

 

お風呂に行っても、女風呂に通されますし。

そこでジロジロ見られることもなく。

温泉を堪能して、無事に帰れてます。

 

ただ、ホルモンバランスの影響か、心の浮き沈みが激しい。

生まれ持った性格もあると思いますが、感情が波のように変化しますね。

 

イライラしたり、落ち込んだり。

もはや感情のジェットコースターです。

 

「あー、人類滅びないかなー」

隕石が落ちて地球が滅亡しないかと、本気で考えますね。

不謹慎なことを考えるくらい、死にたくなる時もあります。

 

自分で死ぬ勇気もないから、天変地異に頼ると。

顔に出しませんが、心の中は病みまくり。

 

一生治らぬ、心の病。

更年期障害の影響により、うつ病になる人も多いです。

何度も言いますが、私の体内ではホルモンが作られないので。

 

ただでさえ、心が不安定なのに。

私はゲームプログラマーとして働いていました。

うつ病になりやすい上位ランキングの職業ですね。

 

職場のストレスと更年期障害のWパンチ。

心療内科でうつ病と診断され、退職しました。

 

ホルモンバランスが崩れると、病みやすい。

女性ホルモンを投与したとしても、精神が不安定になりがちです。

 

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性同一性障害の友人が自殺した話

ここからは重い話になります。

同じ病院で知り合った性同一性障害の方が、自殺しました。

 

その方は女性から男性に性転換して、戸籍まで変えて。

トランスジェンダー当事者として、本まで出版。

ですが、生きることに絶望して……最終的には自ら命を絶ちました。

 

ニュースで自殺のことを知って。

彼の気持ちが痛いほどよくわかる自分がいました。

「死のう」と思ったことが何回もあるので。

 

性転換手術をしても、完全に望む性別になれるわけではないから。

差別や偏見も当然あって。

 

どんなに努力しても、偽物の身体。

全部が作り物みたいに思えて、もう生きることが面倒になります。

 

ホルモン療法により、心の浮き沈みが激しくなって。

わかっていても、更年期障害で苦しみますから。

 

自殺が他人事じゃないくらい、性同一性障害の方は心を病むことが多い。

もちろん、私も含めて。

本当に、トランスジェンダーはうつ病になりやすいです。

 

▼LGBT特集はこちら

性転換ぼっちの憂鬱

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