私は、性同一性障害です。
男性として生まれましたが、性転換手術をして女性になりました。
19歳のときに。
トランスジェンダーと自覚をしたのは、いつからなのでしょうか。
当事者を代表して、自分の性別に違和感を感じた年齢を激白します。
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性同一性障害を自覚した時期は、小学校低学年
物心ついたときから、私は性同一性障害でした。
男の子が好きそうなものには、興味なし。
- スポーツ
- プラモデル
- 乗り物。
- 戦隊ヒーロー、など。
一方で、家で遊ぶのは大好きでした。
小学校の自由研究。
ビーズでブレスレットを作るほど、女々しかったです。
魔女っ子アニメ「おジャ魔女どれみ」を観るくらい。
普通の男子とは、趣向が全く違いましたね。
「いつから性同一性障害を自覚したの?」
そう疑問を持たれる方も多いと思います。
「周りの子と違うな」と私が感じたのは、小学校低学年のときです。
体育の授業で、着替えるのが本当にイヤでした。
自分の裸を見られたくないから。
水泳の着替えも大嫌いでしたね。
例えるなら、思春期間近の女の子が、おっさんたちと一緒に着替えるようなもの。
想像してみてください。
しずかちゃんが入浴中、どこでもドアで浴室に現れるのび太くん。
漫画なら、思いっきり叫んでビンタできますよね。
結果、のび太くんが悪者になって場は収まります。
私の場合、しずかちゃんのように叫ぶことは許されません。
だって、同性だから。
のび太くんのえっちぃ覗きを容認しないと、同級生からの好奇の目にさらされて学園生活ジ・エンドになることが容易に想像できます。
本当はイヤなのに。
何事もなく一緒に着替えるのって、地獄ですよ。
しずかちゃんだって、毎回悲鳴をあげてるのに。
私には、叫ぶことすら許されない。
男扱いされることで、絶望的な自己嫌悪を感じました。
他にも「好きな子は誰?」と、同性の男子に質問されて……「お前だよ」と思ったこと、数知れず。
なよなよ☆もやし系男子として、友達からはいじられましたね。
食欲増進剤を出されるほど、痩せてたので。
とりあえず私は、小学校低学年にはトランスジェンダーの自覚アリです。
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LGBTで苦しんでいる人へ
自分の性について、悩む時期は人それぞれだと思います。
私の場合は、小学校低学年から悩んでいました。
ーー誰を好きになっても。
ーーどんな姿になっても。
アナタはアナタです。
傷つくことも多いし、叫びたいほど辛いこともあるけれど。
そんな自分を丸ごと愛してあげて。
卑屈になっていじけてる人よりも、笑って強がってる方が100万倍カッコイイと思うから。
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