「1日2L水を飲むと健康に良いらしい」
私たちの身体は60%以上が水分でできているため、水をたくさん飲みましょうという健康法です。
一方で女性の8割~9割が水毒であるともいわれています。
何も考えずにただ水をガバガバ飲む健康法は、水毒と隣り合わせかもしれません。
今回は水毒の症状や原因、改善方法をご紹介します。
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夏に要注意な水毒
東洋医学の概念で簡素に言うと
『身体の中に悪い水が溜まっている状態』をいいます。
身体を巡る水の循環量が増えてしまったり、
身体の一部に水がたまるなどの滞りができ、水腫などの症状が起こります。
比較的、水を多くとる傾向にある夏に多い症状です。
水毒の原因は過剰な水分摂取
水毒の原因は多岐にわたりますが、主な原因は過剰な水分を摂取することです。
水分は食事からも多く摂取されるため、1日に必要な水分量は1~2Lと言われています。
これは平常時の目安のため、運動をして汗を掻いたり、
利尿作用のあるコーヒーを飲んだりした場合はもっと多くの水分が必要です。
その他に食生活や精神的なストレスなどによって、
『水分代謝』が影響を受けることも要因の1つです。
水分摂取と水分排出のバランスのこと。
水分代謝が悪いと水分を摂取すればするほど身体に水が溜まってしまいます。
たまった水は、むくみとなって身体に現れます。
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水毒の症状7つ
- トイレに行く回数が少ない or 多い
- だるさや疲労感など身体が重い
- 頭痛やめまい
- 手足の冷え
- 異常な汗かき
- 足のむくみ
- お腹を軽くたたくとポチャポチャ音がする
水分代謝が落ちて身体に水分が溜まると、
毛細血管での栄養や老廃物などの受け渡しが悪くなります。
代謝も落ちて、むくみや手足の冷え、身体の重さなどを感じるようになります。
水毒の改善方法4つ
- 漢方を飲む
- 膀胱や腎臓の働きを刺激するツボを押す
- 運動をする
- 食生活の改善
一気に水分補給をしたり、冷たい飲み物ばかりを飲むのは水毒の原因になります。
身体を冷やさないことが大切です。
水毒の改善方法として『漢方』が有名ですが、いきなり漢方を毎日飲むのは大変です。
味にくせもあり、漢方がよほど好きでなければ長続きはしないでしょう。
水毒になった身体に対処するのではなく、
水毒にならないように身体をコントロールする必要があるのではないでしょうか。
水毒になった原因を考え、冷たい水を多く取りすぎないとか、湯船に入って身体を温めるなど、
日常生活で対処できることはたくさんあります。
『治す』に着目するのみではなく『予防』にも目を向けてみて下さい。
温かい『ショウガ紅茶』がオススメです。
ショウガ特有のピリッとした辛味成分の『ショウガオール』があります。
熱を加えられた際に生成される成分で、身体を深部から温めて血流をよくしてくれます。
結果、腎臓の働きも向上し、余分な水分を尿としてスムーズに排出してくれます。
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脱水症も水毒もどっちも怖い
水分を多く摂取すれば『水毒』になり、
逆に水分の摂取量を少なくすれば『脱水症』になってしまいます。
何事も中間がちょうど良いのです。
人生も同じです。
頑張りすぎてはココロが疲れてしまい、
逆に手を抜きすぎると上司に怒られてしまいます。
水のように枠に囚われず、臨機応変に生きていきましょう!!