もしも、孫が祖父母の介護をすることになったらーー。
私は、全速力で逃げます。
祖父は90代、配偶者アリ。
オムツをしていますが、まだ要介護ではありません。
祖父には三人の子供がいて、その長男の子供が私です。
親族は全員生きているのに、祖父に言われました。
「何かあったら介護よろしくね」
すいません。
20代の孫に祖父母の面倒は無理です。
実体験を交えながら、孫の現代的な価値観をこっそり紹介します。
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「欲しがりません、介護までは」
孫が聞きたい理想のセリフです。
贅沢は敵とした、戦後中の標語「欲しがりません、勝つまでは」をもじりました。
このフレーズは、厚かましくお世話になっていながら、祖父の期待を裏切ります。
孫の現代的な価値観を反映してみました。
さらに、「欲しがりません、カツまでは」バージョンも存在します。
応用編として、カツカレーを食べている友達に「ちょっとちょうだい」と言うときに使ってみてください。
食べ物を無心しながらも、謙虚な姿勢が垣間見れるのがポイント。
「欲しがりません、介護までは」
これくらいの気持ちで、孫に接してほしいんですよね。
私は、祖父母と同居していますが、誕生日を祝ってもらったことがありません。
過保護のカホコもびっくり。
孫の誕生日を知らないんですよ。
すがすがしいくらいに、無関心。
それなのに祖父は「何かあったら介護よろしくね」と孫に言ってきました。
私の父は元気に生きています。
それどころか、父の兄弟はベンツに乗って、ウェーイな生活。
配偶者を含めて、親族は全員生きています。
「なんで私が介護すんねん」
ちなみに、私は末っ子です。
身内が私しかいない状況なら、考えますよ。
頭に疑問符がよぎりませんか。
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海外の手術費 + 専門学校の学費は、全て自腹
私の家は、お金にゆとりがありません。
両親や祖父母は、貯金がゼロゼロなんですよね。
私は小さい頃から病弱でした。
一ヵ月間で、4回も手術室に入ったことがあります。
日本では難しい手術のため、一人で海外に行きました。
もちろん保険適応外なので、手術費用は300万円。
コチラは自腹です。
高校生のときに、ジョナサンで稼ぎました。
友達と遊ぶお金もないので、青春ワイワイはしていません。
高校3年間で、友達と遊んだことは4回くらいです。
手術費用を稼ぐことに必死でしたね。
その後、普通の生活はできるくらいに回復しました。
高校の思い出がないので、「そうだ、専門学校行こう」と決めました。
学生気分を満喫できて、いい思い出になるかなと。
専門学校の学費350万円。
コチラも自腹です。
金融会社で働いて、すべてキャッシュで払いました。
誰かに依存せず、自分で稼いだお金で色々しましたがーー。
両親や祖父母に、お金をねだったことはありません。
みんな大変なのは知っていますからね。
それより、「どうお金を稼ごうかな」と思って生きてきました。
全てひっくるめて祖父のセリフをもう一度。
「何かあったら介護よろしくね」
……うん、ムリかな。
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20代の孫に祖父母の面倒は無理
子供や孫に面倒をみてもらう。
そういう考えもあると思います。
今まで育ててもらった恩返しもできますからね。
ただ、最初から「あわよくば、孫に面倒をみてもらおう」と誰かに依存するのはNGだと思います。
「貯めたお金で老人ホームに入るから、私のことは心配しないで」自立した大人のほうがカッコよくないですかね。
クソ生意気な孫ですよね。
どうあがいても、孫。
だがしかし、祖父母の介護はお断りです。
もしこの先、祖父母の介護が必要になったときーー。
まずは自分の子供にご相談してください。
いきなり、孫はアカンって。
ピンポイントで末っ子の私をターゲットにするかいな。
例えるなら、小学生が大学に飛び級して入学しているようなもの。
孫が聞きたい理想のセリフ。
「欲しがりません、介護までは」
ハルカミライ、流行語対象を狙えるな。これは。