2018年3月1日。
総務省は衝撃的な求人を掲載しました。
「日給8000円・通勤手当なし」
サイバーセキュリティ課の非常勤職員の募集要項の抜粋ですが、
ブラックすぎやしませんか?
ITの実務経験必須でこのおぞましい待遇です。
プログラマー歴3年以上で、ハッキング知識もある経験を踏まえて、
いかに総務省の求人案件がブラックなのかを語っていきます!
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サイバーセキュリティ課の求人がブラックすぎ
出典 pixabay.com
私は『セキュ塾』というサイバーセキュリティを学ぶスクールに通っていました。
セキュ塾の詳細を知りたい方は、下記記事にまとめてあります。
まずは総務省が掲載した、
サイバーセキュリティ課の求人を一緒に見ていきましょう。
- サイバーセキュリティに関する施策(人材育成・情報共有・研究開発・制度構築)
- サイバーセキュリティの広報
- その他・関連業務
プログラマー視点からみても仕事内容が幅広く、負荷が重いですね。
『広報』や『関連業務』もあり、セキュリティ以外の事務作業のおまけ付きです。
エンジニアなのに、ガッツリ電話対応とかもやらされそうですね。
- 情報通信ネットワークの構築・運用に関する実務経験
- サイバーセキュリティに関する専門的な知識や経験
- EXCEL・WORD等で資料作成ができること
応募にはITの実務経験が必須です。
さらにサイバーセキュリティにも詳しくて、
Microsoftのツールも使いこなせる人材をご所望のようです。
プログラマーが全員、Microsoftのツールに詳しいわけでありませんよ。
事務のオネーサンの方が『EXCEL』や『WORD』を使いこなしています!
プログラマーが何でもできると思ったら大間違いですからね。
システム開発やアプリ開発がメインなので、
事務的な作業はたまにしか業務で使いません。
平日の10:00~16:45までが勤務時間です。
休憩時間が60分ありますから、実働は5時間45分。
非常勤職員の為、
平成30年4月1日~平成31年3月31日までが雇用期間です。
雇用期間や勤務時間も短いですが、
一応総務省の職員なので国家公務員法が適用されます。
つまり副業が難しいのですが、気になるお給料はどうなのでしょうか。
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- 日給8000円
- 残業があれば超勤手当を支給
- 通勤手当・退職手当・住宅手当はオールなし
「えっ?8000円なの??」
時給換算だと1390円前後ですが、交通費などの待遇は皆無です。
国家公務員法が適用され、副業が難しいのに、
「日給が8000円ポッキリ」
ITエンジニアの心が折れるわ!
はい。ブラック案件けっていで~す!!
総務省お疲れ様でした~。
総務省は人材不足のITエンジニアを使い捨て
2024年の東京オリンピックを控え、
日本ではサイバーセキュリティ人材が、
13万人も不足しているというデータを経済産業省が発表しています。
急速なITの発達で、どこの会社もエンジニアが不足しているんですよね。
企業としても個人情報の流出などは避けたいですから、
特にセキュリティエンジニアの需要は高まる傾向にあります。
その状況を踏まえてもう一度言いますね!
「8千~円~♪」
総務省の予算も決まっている関係で、昇給も残念ながらありません。
なんてたって、臨時職員ですから~~!!
プログラマー視点からもみても、待遇が悪すぎですね。
絶対に引いていけない『ババ案件』
「人材不足のITエンジニアを使い捨て」
こう思われても仕方ないくらい、この案件にはジョーカーが宿っているわ!
『働き方改革』のお手本を見せない政府
出典 pixabay.com
「日給8000円・通勤手当なし」
衝撃的なサイバーセキュリティ課の非常勤職員の募集要項でしたね。
働き方改革はどこにいっちゃんですかね。
政府がこれじゃあ民間企業に示しがつかないですよ。
プログラマーとして自信をもっていえます。
これは絶対に引いていけない『ババ案件』です。
副業もできないのに、日給8000円では生活が苦しいです。
『働き方改革』のお手本を見せて欲しいものですね。